Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 リリースノート

CR# 6363157: どうしても必要な場合に、新しいプロパティーで持続検索を無効にする

AMConfig.properties ファイル内の新しい com.sun.am.event.connection.disable.list プロパティーは、無効にできるイベント接続を指定します。指定できる値は次のとおりです。大文字と小文字は区別されません。

aci - LDAP フィルタ (aci=*) を使用した検索における aci 属性の変更。

sm - Access Manager 情報ツリー (またはサービス管理ノード) の変更。これには、sunService または sunServiceComponent マーカーオブジェクトクラスを持つオブジェクトが含まれます。たとえば、保護されたリソースのアクセス権限を定義するためのポリシーを作成する場合や、既存のポリシーのルール、対象、条件、または応答プロバイダを変更する場合があります。

um - ユーザーディレクトリ (またはユーザー管理ノード) の変更。たとえば、ユーザーの名前やアドレスを変更する場合があります。

たとえば、Access Manager 情報ツリー (またはサービス管理ノード) の変更に対する持続検索を無効にする場合は、次のようになります。

com.sun.am.event.connection.disable.list=sm

複数の値を指定する場合は、各値をコンマで区切って記述します。


注意 – 注意 –

持続検索により、Directory Server にパフォーマンスオーバーヘッドが発生します。本稼働環境でこのパフォーマンスオーバーヘッドの一部を削減することが決定的に重要だと判断される場合は、com.sun.am.event.connection.disable.list プロパティーを使用して、1 つ以上の持続検索を無効にできます。

ただし、持続検索を無効にする前に、先に述べた制限事項を理解するようにしてください。どうしても必要な場合以外は、このプロパティーを変更しないことを強くお勧めします。複数の 2.1 J2EE エージェントを使用すると、それぞれのエージェントがこれらの持続検索を確立するため、このプロパティーはそのような場合に Directory Server に対するオーバーヘッドを回避することを主な目的として導入されました。2.2 J2EE エージェントは、これらの持続検索を確立しないため、このプロパティーを使用する必要はない可能性があります。

詳細は、「持続検索の無効化の詳細について (6486927)」を参照してください。