Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 リリースノート

持続検索の無効化の詳細について (6486927)

Access Manager は、変更された Sun Java System Directory Server エントリに関する情報を受け取るために持続検索を使用します。デフォルトでは、Access Manager はサーバーの起動時に次の持続検索接続を作成します。

aci - LDAP フィルタ (aci=*) を使用した検索における aci 属性の変更。

sm - Access Manager 情報ツリー (またはサービス管理ノード) の変更。これには、sunService または sunServiceComponent マーカーオブジェクトクラスを持つオブジェクトが含まれます。たとえば、保護されたリソースのアクセス権限を定義するためのポリシーを作成する場合や、既存のポリシーのルール、対象、条件、または応答プロバイダを変更する場合があります。

um - ユーザーディレクトリ (またはユーザー管理ノード) の変更。たとえば、ユーザーの名前やアドレスを変更する場合があります。


注意 – 注意 –

これらのコンポーネントの持続検索を無効にすることはお勧めできません。これは、無効にした持続検索が Directory Server からの通知を受信しなくなるためです。その結果、Directory Server で行われたそのコンポーネントに関する変更がコンポーネントキャッシュに通知されず、コンポーネントキャッシュが無効になります。

たとえば、ユーザーディレクトリの変更に対する持続検索 (um) を無効にすると、Access Manager サーバーは Directory Server から通知を受け取りません。このため、エージェントも Access Manager から通知を受け取らず、そのローカルユーザーキャッシュを新しい値のユーザー属性で更新しません。この場合、アプリケーションがエージェントにユーザー属性を照会すると、アプリケーションはその属性の古い値を受け取る可能性があります。

このプロパティーは、特殊な状況でどうしても必要な場合に限って使用してください。たとえば、(セッションサービスや認証サービスなどのサービスに対する値の変更に関して) サービス設定の変更が本稼働環境で発生しないことがわかっている場合は、サービス管理 (sm) コンポーネントに対する持続検索を無効にできます。ただし、いずれかのサービスに関して変更が発生した場合は、サービスを再起動する必要があります。acium で指定されるほかの持続検索にも、同じ条件が適用されます。


詳細は、「CR# 6363157: どうしても必要な場合に、新しいプロパティーで持続検索を無効にする」を参照してください。