次のリストに、Calendar Server 2005Q1 で報告され、このリリースで修正された問題を示します。
問題:Calendar Server ユーティリティー cscal では、コマンドで所有者をいくつ指定したとしても、一度に所有者を 3 人以上追加できません。
定期的な予定用の ITIP メッセージが不正です。
csdb rebuild により、指定したターゲットディレクトリの末尾にデフォルトディレクトリが追加されます。
search_calprops.wcap が正しい結果を返すために、LDAP 検索フィルタを向上させる必要があります。
csclean -g オプションの使用法が不正です。
Calendar Server パッケージで、最上位レベルディレクトリのグループ ID に疑問符が使用されます。
Calendar Server パッケージで、割り当てられた所有者の代わりにパラメータ属性が使用されます。
Linux: Calendar Server のファイルが、デフォルトで /etc/opt/sun/config にインストールされます。
icsStatus を、ドメインレベルで使用できません。
Calendar Server が、共有コンポーネントのプライベートコピーを保持します。
Solaris x86 プラットフォームで、DWP デーモンが起動に失敗します。
LDAP キャッシュが有効の場合、cshttpd
で障害が発生します。
仮想ドメインモードでメール検索が設定されている場合、Calendar Server error 29 がスローされます。仮想ドメインモードでは、メール検索はサポートされていません。代わりに、ユーザーおよびグループ LDAP を使用してください。商用リリースでは、仮想ドメインモードで、 ics.conf ファイル内のメール検索設定が無視されます。
csrename の実行時に、混乱を招くエラーメッセージが表示されます。
WCAP の変更: 更新をメソッドとして追加します。そうしない場合、最初の変更以降の変更時に Outlook でエラーが発生します。WCAP のバージョンを 3.3.0 に変更します。
システムのタイムゾーンが認識されません。
スキーマ 1 で仮想ドメイン (ホストドメイン) を使用している場合は、 search_calprops.wcap に primaryOwner=1 を指定しても、一貫性のある結果が返されません。
問題:service.http.ssl.port.enable=”yes” を設定しても、通常の HTTP ポートが無効になりません。
修正:マニュアルの問題。“yes” が指定された場合、HTTPS は SSL ポート上でのみ待機します SSL が機能するには、バックエンドサーバー上で、 service.http.enable および service.http.ssl.port.enable の両方を “yes” に設定する必要があります。
回避策:HTTP がポート上で待機することを無効にする方法はありません。ただし、管理者は、service.http.port を未公開のポート番号に変更できます。
Outlook Connector の使用後に、csdwpd
によりクラスタのフェイルオーバーが発生します。
ホストドメイン上のユーザーとしてログインできません。
作成時に、csuser で -c オプションの使用を許可すべきではありません。
問題:csconfigurator.sh の GUI の入力領域が、日本語ロケールで狭すぎます。
get_freebusy.wcap により cshttpd がクラッシュします。
browser.cache.enable が “yes” に設定されている場合、特定の引数と共に login.wcap 要求を使用すると、Calendar Server に障害が発生します。
csrename が削除ログを更新しないため、孤立したエントリが削除ログ内に残されます。
サイレントモードでも、 csconfigurator.sh
により質問への応答が求められます。
問題:仮想ドメインモードの場合、ics.conf ファイル内で maillookup を設定していると、WCAP エラーが返されます。
修正:仮想ドメインモードでは、ics.conf ファイル内の ugldap が優先され、maillookup は無視されます。
cshttpd が getRemovedAttendees でクラッシュします。
定期的な予定を保存すると、cshttpd がクラッシュします。
通知サービスが修正されました。複数の変更が加えられました。
共同所有者により開催者が変更された場合、出席者のカレンダから予定が消滅します。
LDAP キャッシュが有効な場合、cshttpd がクラッシュする可能性があります。
get_userprefs.wcap を発行すると、システムに障害が発生します。
csadmind が caldb_GetNextAlarmFromQueue でクラッシュします。
dtstart が設定されている場合、get_freebusy.wcap により cshttpd
がクラッシュします。
list.wcap、subscribe_users.wcap、および unsubscribe_users.wcap により、cshttpd
がクラッシュします。
代替ルートにパッチ -18 をインストールできません。
ニュージーランドの夏時間の開始日および終了日が不正です。
スラッシュ (/) を含む mailto: アドレスを使って、Outlook から storeevents.wcap を呼び出すと、cshttpd
が無限ループに入ります。
日付と時刻に変更を加えずに例外を作成しても、ダブルブッキングエラーが発生することがあってはなりません。
csadmind
が UpdateOrganizerPendingStatus でクラッシュします。
不正なファイル所有権が原因で、サービスの起動が失敗します。
csstored.pl
内の次の行にエラーが存在します。if ($log_files_count > 1)()。これは、> 2() でなければなりません。
定期的な予定を繰り返しのない予定に変更しても、変更が有効になりません。
GSE エントリ (外部の開催者に返信する内部の出席者) の処理時に、csadmind
がクラッシュします。
定期的な予定の処理中に、スタックが定期的な作業 (ToDo) を処理する場合、csadmind
がクラッシュします。
週別表示に終日予定が表示されません。
Calendar Server が、エイリアスドメイン内のユーザーのカレンダの一部を返しません。
会議の詳細が変更された場合に通知を送信しない機能を、WCAP が提供する必要があります。これは、 storeevents およびいくつかの削除コマンドに追加された smtpNotify パラメータとして実装されました。詳細は、「このリリースの新機能」を参照してください。
Word 文書を Communications Express にインポートすると、 cshttpd
がクラッシュします。
問題:カレンダ内で認証フィルタを設定すると、トラストサークル SSO が失敗します。
レガシーモードから仮想ドメインモード (ホストドメイン) への移行に必要な基本的変更。
システムに local.ldap.cache.cleanup.interval が正確に反映されません。
問題:csresource - k オプションのデフォルト動作が、空白を含めるか、省略するかで異なります。
問題:csresource マージ内のリソース用にリストされたデフォルト ACE が不正です。
問題:出席者がすべてを受け入れた場合、外部の開催者が、定期的な予定のインスタンスごとに 1 つの応答を受け取ります。
問題:開催者が外部の場合、Import コマンドにより、開催者の間違ったメールアドレスが入力されます。
問題:csdwpd のバックエンドプロセッサに問題があるため、フロントエンドの cshttpd に障害が発生します。
問題:cscal -v list コマンドが機能しません。
問題:ライブカレンダデータベース内に 3 つ以上のログファイルが存在する場合、csstored.pl が警告をレポートしません。
問題:セキュリティー保護されたログインパラメータが機能しません。
修正:実装されていませんでした。ics.conf ファイルから service.http.ssl.securelogin パラメータが削除されました。
問題:プロキシ認証を行うために、local.user.authfilter をオフにする方法が必要です。
修正:WCAP コマンド login.wcap に新規パラメータが追加されました。追加されたパラメータは applyauthfilter です。このパラメータについては、『WCAP Reference』を参照してください。
問題:Linux の場合、アップグレード後に Calendar Server が起動しません。パッチを使ってアップグレードを実行すると、lib ディレクトリに不正なアクセス権が設定されます。
回避策:root で、次のコマンドを実行します。
cd /opt/sun/calendar/lib
mkdir lock
chown -R icsuser:icsgroup lock
問題:ユーザーが最初に出席依頼にコメントを追加してから、それに応答すると、電子メールアラームがオフになります。
問題:Calendar Express のログインページに表示される著作権の年が正しくありません。
問題:週別ビューを「土曜日と日曜日を除外して」表示しようとすると、プログラムが終了します。
問題:プレパッチスクリプトで、代替ルートで動作しない必須パッチをチェックするメソッドが使用されます。
問題:calprops に X-Token を追加する機能が必要です。これは、Connector for Microsoft Outlook でデフォルトでないカレンダをサポートするのに必要です。
問題:RRULES が個々のインスタンスごとにエクスポートされるため、予定が重複します。
問題:cshttpd を解放すると、プログラムが終了します。
問題:プレパッチチェックにより、廃止されたパッチが検索されます。