Sun Java System Communications Services 2005Q4 リリースノート

Communications Express の相互運用性

Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector と Sun Java System Communications Express の相互運用性に関する問題は次のとおりです。

「差出人」ヘッダーのアドレス変更。(4949659)

出席者が出席依頼に返信し、winmail.dat カレンダの出席依頼を添付すると、「差出人」ヘッダーの名前が変更されます。たとえば、Outlook を使用している Joe が予定への出席依頼を Bob に送信します。Bob は元の winmail.dat カレンダ添付ファイルを自動的に返信する電子メールクライアントを使用して Joe に返信します。Joe が返信を開くと、「差出人」ヘッダーは Joe に変更されています。

Outlook では電子メール ID が必須項目です。(4969029)

カレンダ ID は持っているが、電子メール ID は持っていないユーザーに Communications Express で予定への出席を依頼した場合、Outlook ではこのユーザーが出席者として表示されません。Outlook では電子メール ID が必要です。

カレンダの購読を解除しても、フォルダリストからカレンダが削除されません。(5032872)

Communications Express でカレンダの購読を登録または解除した場合、Outlook を再起動しないとその情報は Outlook で更新されません。また、検索用に設定された LDAP が複製である場合、複製が更新されるまで購読リストも更新されません。

Outlook がサーバーと同期するときにエラーが発生します。(6175103)

Outlook がサーバーと同期しているときに Outlook または Communications Express で仕事を作成し、その後その仕事を削除したあとにユーザーが Outlook で仕事フォルダを開こうとすると、「メモリ不足のためすべてのセルを表示できません」というエラーが発生します。回避策として、別のフォルダに切り替えてから再度仕事フォルダに戻るようにします。

アドレス帳のサーバーの連絡先を正しく同期させるには設定パラメータを設定する必要があります。(6229276)

Communications Express から削除された連絡先のエントリを Outlook で検知するには、db_config.properties ファイルの Communications Express 設定パラメータ delete_perm を false に設定する必要があります。エントリを次のように設定します。

delete_perm=false

デフォルトは true です。このエントリは /var/opt/SUNWuwc/WEB-INF/config/ldapstore/db_config.properties にあります。

同じフォルダ名でも大文字と小文字の違いがある場合、その両方を表示することはできません。このようなフォルダは 1 つだけ表示されます。(6268483)

Outlook でフォルダ (TEST など) を作成し、その後 Communications Express で大文字と小文字が違う同じ名前のフォルダ (Test など) を作成すると、最初に作成されたフォルダ (この場合 TEST) だけが Microsoft Outlook 版 Connector で表示されます。

ユーザーが既存のフォルダ TEST を Communications Express で削除し、大文字と小文字の違いがある同じ名前のフォルダ ( Test) を保持 (または作成) した場合、その後ユーザーが初めて Outlook にログインしたときに、フォルダ TEST は削除されていますが、フォルダ Test はユーザーが Outlook を終了して再度ログインするまで表示されません。

Communications Express の相互運用性に関連した、バグ ID のないその他の問題を次に示します。