Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド

Procedureログの一般設定を設定する

手順
  1. ツリーコンポーネントで、「ノードエージェント」ノードまたは「設定」ノードを開きます。

  2. 特定のノードエージェントを選択するか、設定するインスタンスを選択します。

    • 特定のインスタンスを設定するには、そのインスタンスの設定ノードを選択します。たとえば、デフォルトインスタンス server の場合は、server-config ノードを選択します。

    • default-config のコピーを利用する将来のインスタンスのためにデフォルトの設定値を設定するには、default-config ノードを選択します。

  3. ノードエージェントの場合は、「ロガーの設定」タブを選択します。設定の場合は、「ロガーの設定」ノードを選択します。

  4. 「ログ設定」ページで、次のフィールドを使用してログをカスタマイズします。

    • ログファイル — サーバーログファイル用に別の名前や場所を指定するには、テキストフィールドに新しいパス名を入力します。デフォルトの場所は、domain-dir/logs/server.log です。

    • アラーム — JMX フレームワークを通じて、SEVERE および WARNING メッセージをルーティングするには、「有効」チェックボックスにチェックマークを付けます。

    • システムログへの書き込み — Solaris システムおよび Linux システムに限り、サーバーログのほかに syslog 機能にログ出力を送る場合は、「有効」チェックボックスにチェックマークを付けます。

    • ログハンドラserver.log あるいは syslog 以外の送信先にログを送る場合は、カスタムログハンドラを組み込むことができます。組み込まれるカスタムハンドラには、クラス java.util.logging.Handler (JSR 047 準拠の API) を拡張する必要があります。「ログハンドラ」フィールドに、ハンドラの絶対クラス名を入力します。Application Server のクラスパスにもそのハンドラクラスを置き、サーバーの起動時にハンドラがインストールされるようにします。カスタムハンドラからのログレコードは、「ログレコード」に説明する形式になります。

    • ログフィルタserver.logsyslog、またはカスタムログハンドラで指定した送信先などに送信するログレコードをフィルタリングする場合は、カスタムログフィルタを組み込むことができます。組み込まれるカスタムフィルタは、インタフェース java.util.logging.Filter を実装している必要があります。「ログフィルタ」フィールドに、フィルタの絶対クラス名を入力します。Application Server のクラスパスにもそのフィルタクラスを置き、サーバーの起動時にフィルタがインストールされるようにします。

    • ファイルローテーションの制限 — サーバーログがバイト単位で指定されたサイズに達すると、新しい空のファイル server.log を作成し、古いファイルの名前を server.log_date に変更します。ここで、date は、ファイルのローテーションが発生した日付と時刻です。デフォルト値は 2M バイトです。上限の最小値は 500K バイトです。それより小さな値を指定すると、ファイルは 500K バイトに達した時点でローテーションされます。ログファイルのローテーションをオフにするには、この値を 0 に設定します。

    • ファイルローテーションの時間制限 — 指定された分数に達すると、サーバーログはローテーションされます。デフォルト値は 0 です。これは「ファイルローテーションの制限」フィールドで指定されたサイズに達すると、ファイルがローテーションされることを意味しています。1 分以上の値を指定すると、時間制限がサイズ制限に優先されます。

  5. 「保存」をクリックして変更を保存します。「ログファイルを表示」をクリックして、サーバーログを表示します。