Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド

Procedure管理コンソールで監視データを表示する

各コンポーネントやサービスの属性の詳細については、「監視対象のコンポーネントとサービスの統計について」を参照してください。

手順
  1. 「監視」ページにアクセスします。それには、次の手順に従います。

    1. ツリーコンポーネントで、「スタンドアロンインスタンス」ノードを展開します。

    2. リストから、server (Admin Server) など、特定のスタンドアロンサーバーインスタンスを選択します。

    3. 「監視」ページを選択します。

    4. 「監視」ページの「監視」タブを選択します。

  2. 「ビュー」リストから、サーバーインスタンスに配備された、監視が有効なコンポーネントまたはサービスを選択します。

    選択したコンポーネントまたはサービスの監視データが「ビュー」フィールドの下に表示されます。監視可能なプロパティーについては、「監視対象のコンポーネントとサービスの統計について」を参照してください。

    このページでは、これらのコンポーネントおよびサービスに対して監視機能が有効な場合、JVM、サーバー、スレッドプール、HTTP サービスおよびトランザクションサービスの監視データを表示できます。これらのコンポーネントやサービスの構成を示した図については、「監視可能なオブジェクトのツリー構造について」を参照してください。

  3. 監視したいコンポーネントまたはサービスがこのリスト内に見つからない場合は、「監視を設定」リンクを選択し、そのコンポーネントやサービスの監視を有効または無効にしてください。

    「オフ」を選択すると、コンポーネントまたはサービスの監視が無効になります。「低」または「高」を選択すると、コンポーネントまたはサービスの監視が有効になります。

    監視の有効化と無効化の詳細については、「管理コンソールを使用して監視レベルを設定する」または「asadmin ツールを使用して監視を設定する」を参照してください。

  4. 「アプリケーション」タブ (「監視」ページ) を選択して、サーバーインスタンスに配備され、監視が有効なアプリケーションコンポーネントの監視データを表示します。「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。「コンポーネント」リストから特定のコンポーネントを選択します。

    アプリケーションまたはコンポーネントに対する監視データが表示されない場合、「監視を設定」リンクを選択し、そのコンポーネントまたはサービスに対する監視を有効または無効にしてください。アプリケーションを監視するには、それを実行するコンテナの監視をオンにします。たとえば、Web アプリケーションの場合は Web コンテナで、EJB アプリケーションの場合は EJB コンテナで、それぞれ「低」または「高」を選択します。

    監視データがアプリケーションに対して表示されない場合、おそらくそのアプリケーションが存在しないか、または機能していません。アプリケーションの監視データは、アプリケーションが存在し、監視がそのアプリケーションで有効で、なおかつアプリケーションが機能している場合だけ使用できます。いったんアプリケーションが実行されると、監視レジストリに登録され、監視データが表示されます。

    管理コンソールを使用すると、リモートのアプリケーションとインスタンスを監視できます。ただしそれには、リモートのインスタンスが実行されており、かつその設定がなされている必要があります。

    選択したコンポーネントの監視データが選択したコンポーネントの下に表示されます。監視可能なプロパティーについては、「監視対象のコンポーネントとサービスの統計について」を参照してください。アプリケーションに対するコンポーネントやサービスの構成を示した図については、「監視可能なオブジェクトのツリー構造について」を参照してください。

  5. 「リソース」ページを選択して、サーバーインスタンスに配備され監視が有効なリソースの監視データを表示します。「ビュー」リストからリソースを選択します。

    監視データを表示させたいリソースが見つからない場合は、「監視を設定」リンクを選択し、リソースの監視を有効または無効にします。

    監視データがリソースに対して表示されない場合、おそらくそのリソースが存在しないか、または機能していません。リソースの監視データは、リソースが存在し、監視がそのリソースに「高」レベルで有効で、なおかつリソースが機能している場合だけ使用できます。たとえば、JDBC コネクタサービスが作成されていても、そのコネクタサービスを使用するアプリケーションがまだサービスからコネクタを要求していない場合、そのサービスはまだ作成されていないのでサービスは存在せず監視データも使用できません。いったん JDBC アプリケーションが実行され、サービスからコネクタを要求すると、そのサービスは監視レジストリに登録され監視データが表示されます。

    選択したコンポーネントまたはサービスの監視データが「ビュー」フィールドの下に表示されます。監視可能なプロパティーについては、「監視対象のコンポーネントとサービスの統計について」を参照してください。リソースに対するコンポーネントやサービスの構成を示した図については、「監視可能なオブジェクトのツリー構造について」を参照してください。

  6. 「トランザクション」ページを選択して、トランザクションのロールバックおよびフリーズ時に処理中だったトランザクションの特定を行うためにトランザクションサブシステムをフリーズします。

  7. トランザクションサービスの監視を有効にするには、「監視の設定」リンクを選択し、トランザクションサービスが「低」に設定されていることを確認します。

    トランザクションをロールバックするためにトランザクションサービスをフリーズするには、「フリーズ」を選択します。トランザクションをロールバックするには、トランザクションのそばのチェックボックスを選択して「ロールバック」をクリックします。

同機能を持つ asadmin コマンド

get --monitor

たとえば、JVM の監視データを表示するには、次の asadmin コマンドを使用します。

asadmin> get --user adminuser --monitor server.jvm.*