Calendar Server がインストールされているシステムの管理権限を持つユーザーとしてログインします。
Calendar Server を停止します。
カレンダデータベースのコピーを作成し、/tmp/db ディレクトリに置きます。
データベース (.db) ファイルとログ (log.*) ファイルをコピーします。共有ファイル (__db.*) をコピーする必要はありません。
cal_svr_base/SUNWics5/cal/sbin ディレクトリに移動します。
たとえば、Solaris オペレーティングシステムでは、デフォルトのディレクトリには次のように入力します。
cd /opt/SUNWics5/cal/sbin |
sbin ディレクトリのディスク容量が問題となる場合は、別のディレクトリで rebuild コマンドを実行します。
カレンダデータベースのコピーに対して rebuild コマンドを実行します。
./csdb rebuild /tmp/db /tmp/ |
データベースパスを指定しない場合は、現在のディレクトリに対して rebuild が実行されます。/tmp/ パラメータは、再構築したデータベースの出力先ディレクトリを指定します。
GSE データベースも再構築するときは、-g オプションを指定します。
rebuild は大量の情報を生成する可能性があるため、stdout や stderr を含むすべての出力をファイルとして書き出すことをお勧めします。
カレンダデータベースを再構築するときは、常に最新のバックアップコピーを使用してください。
ただし、膨大なデータが失われ、データベースの定期バックアップで複数のコピーを利用できるときは、最新のコピーからもっとも古いコピーの順に再構築を行います。この方法の唯一の欠点は、すでに削除されているカレンダコンポーネントが再構築されたデータベースに再表示されることです。
たとえば、3 つのバックアップカレンダデータベースファイルが db_0601、db_0615、および db_0629 というディレクトリに格納されている場合は、次の順序で rebuild コマンドを実行します。
./csdb rebuild db_0629 ./csdb rebuild db_0615 ./csdb rebuild db_0601 |
次に、rebuild コマンドは再構築したデータベースを cal_svr_base/SUNWics5/cal/sbin/rebuild_db ディレクトリに書き込みます。
rebuild の実行が完了したら、rebuild.out ファイルを確認します。
再構築が正常に完了した場合、rebuild.out ファイルの最後の行は次のようになります。
Calendar database has been rebuilt |
前の手順で再構築が正常に完了したことを確認したら、再構築したデータベースファイル (.db) を rebuild_db ディレクトリから運用データベースにコピーします。
破損したデータベースのディレクトリに共有ファイル (__db.*) やログファイル (log.*) が含まれていた場合は、それも運用ディレクトリに移動します。
Calendar Server を再起動します。