Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

icsExtendedDomainPrefs 属性: csdomain ユーティリティー

次の表は、csdomain ユーティリティーで設定できる icsExtendedDomainPrefs 属性とプロパティーを示しています。各プロパティーには、ics.conf ファイル内に対応するパラメータがあります。プロパティーが設定されていない場合 (value = 0service.virtualdomain.support= “no”) または指定されていない場合、Calendar Server はデフォルト値として ics.conf ファイル内の対応するパラメータの設定を適用します。

表 D–16 LDAP ディレクトリ属性 icsExtendedDomainPrefs

プロパティー名 

説明 

allowProxyLogin 

プロキシログインの可否を yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

service.http.allowadminproxy (デフォルトは no) 

calmasterAccessOverride 

Calendar Server 管理者がアクセス制御の適用に反してアクセスできるかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

service.admin.calmaster.overrides.accesscontrol (default = "no") 

calmasterCred 

Calendar Server のドメイン管理者として指定されたユーザーのパスワードが記録された ASCII テキストを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

service.admin.calmaster.cred (デフォルトなし) 

calmasterUid 

Calendar Server のドメイン管理者として指定されたユーザーのユーザー ID が記録された ASCII テキストを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

service.admin.calmaster.userid (デフォルトなし) 

createLowercase 

新規カレンダの作成時、またはカレンダの検索時に、Calendar Server がカレンダ ID (calid) を小文字に変換するかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

calstore.calendar.create.lowercase (デフォルトは no) 

domainAccess 

ドメインの ACL (アクセス制御リスト) を指定します。ACL については、「アクセス制御リスト (ACL)」を参照してください。

この ACL は、ドメイン間検索で使用されます。詳細は、「ドメイン間の検索」を参照してください。

fbIncludeDefCal 

ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストに含めるかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

calstore.freebusy.include.defaultcalendar (デフォルトは yes) 

filterPrivateEvents 

Calendar Server が、非公開の、および時刻と日付のみが公開される (極秘の) 予定と作業をフィルタリング (認識) できるかどうかを yes または no で指定します。no を指定した場合、Calendar Server はこれを 公開予定または作業として扱います。

ics.conf の対応するパラメータ: 

calstore.filterprivateevents (デフォルトは yes) 

groupMaxSize 

予定を拡張するときに、LDAP グループで許可される最大出席者数を指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

calstore.group.attendee.maxsize (デフォルトは 0: グループ全体を拡張) 

language 

ドメインの言語を指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

local.domain.language 

resourceDefaultAcl 

リソースカレンダの作成時にデフォルトのアクセス制御として適用される ACL (アクセス制御リスト) を指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

resource.default.acl (デフォルトは  

"@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^rsf^g")

setPublicRead 

ユーザーのデフォルトカレンダの初期設定を、公開読み取り/非公開書き込み (yes) または非公開読み取り/非公開書き込み (no) に指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

service.wcap.login.calendar.publicread (デフォルトは no) 

searchFilter 

ユーザー検索用のデフォルトのフィルタを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

local.userSearchFilter 

ssoCookieDomain 

指定ドメイン内のサーバーだけに cookie を送信するようにブラウザに指定します。この値は、ピリオド (.) から開始する必要があります。次に例を示します。.sesta.com 

ics.conf の対応するパラメータ: 

sso.cookiedomain (デフォルトは現在のドメイン) 

ssoUserDomain 

ユーザーの SSO 認証の一部として使用されるドメインを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

sso.userdomain (デフォルトなし) 

subIncludeDefCal 

ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの登録済みカレンダリストに含めるかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

calstore.subscribed.include.defaultcalendar (デフォルトは yes) 

uiAllowAnyone 

ユーザーインタフェースが、「全員」ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用するかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

ui.allow.anyone (デフォルトは yes)

uiAllowDomain 

ユーザーインタフェースが、このドメインの ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用するかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ: 

ui.allow.domain (デフォルトは no)

uiBaseUrl 

ベースサーバーアドレスの URL を指定します。例: https://proxyserver

ics.conf の対応するパラメータ: 

ui.base.url (デフォルトなし)

uiConfigFile 

ユーザーインタフェースの一部を非表示にするために、Calendar Server が起動時に読み込む xml ベースのオプション設定ファイルを指定します。

ics.conf の対応するパラメータ: 

ui.config.file (デフォルトなし)

uiProxyURL 

HTML UI JavaScript ファイル内で先頭に追加されるプロキシサーバーアドレスの URL を指定します。例: https://web_portal.sesta.com/

ics.conf の対応するパラメータ: 

ui.proxyaddress.url (デフォルトなし)