Web コンソールには、デフォルトでは 1 つのクエリーに対して一度に 10 件の検索結果が表示されます。10 件を超える検索結果が返された場合、ユーザーは追加の検索ページを表示できます。管理者は、各ページに表示される検索結果の数を変更できます。
Web コンソールの検索結果領域には、デフォルトでは特定の列が表示されます。オブジェクトごとに、オブジェクトの型、名前、説明、バージョン、およびバージョンコメントが表示されます。一部のオブジェクト型には、非デフォルトの表示が設定されています。たとえば、ServiceBinding オブジェクトでは、バージョン情報の代わりにエンドポイントが表示に含まれます。管理者は、選択したオブジェクト型について非デフォルトのデータを表示するように設定データを追加できます。
これらの作業を実行するには、設定ファイルを編集します。
ディレクトリ RegistryDomain-base/domains/registry/applications/j2ee-modules/soar/WEB-INF/classes に移動します。
ファイル jaxr-ebxml.properties をテキストエディタで開きます。
次のようなプロパティー omar.client.thinbrowser.numSearchResults の定義を見つけます。
omar.client.thinbrowser.numSearchResults=10
値として設定されている「10」を希望する値に変更します。
jaxr-ebxml.properties ファイルを保存して閉じます。
ディレクトリ RegistryDomain-base/3.0/jaxr-ebxml に移動します。
ファイル registry-browser-config.xml をテキストエディタで開きます。
次の形式のエントリを registry-browser-config.xml ファイルに追加します。
この例では、Service オブジェクトについて非デフォルトの表示を設定しています。
<ObjectTypeConfig className="org.freebxml.omar.client.xml.registry.infomodel.ServiceImpl" id="urn:oasis:names:tc:ebxml-regrep:ObjectType:RegistryObject:Service"> <SearchResultsConfig> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Object Type" columnWidth="25" editable="false" method="getObjectType"/> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Name" columnWidth="25" editable="true" method="getName"/> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Description" columnWidth="30" editable="true" method="getDescription"/> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Status" columnWidth="15" method="getStatusAsString"/> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Version" columnWidth="5" method="getVersionName"/> </SearchResultsConfig> </ObjectTypeConfig>
registry-browser-config.xml には、 ObjectTypeConfig 要素のための構文が用意されています。ファイル内の既存の要素を例として使用します。これらの要素は、レジストリオブジェクトについてデフォルトの表示を設定し、ExternalLink オブジェクト、ExtrinsicObject オブジェクト、および ServiceBinding オブジェクトについて非デフォルトの表示を設定しています。
ほとんどの場合、 ebXML Registry Information Model Version 3.0 仕様のクラス属性からメソッド名を推測できます (詳細については、「お読みになる前に」を参照)。getStatusAsString メソッドは、RegistryObjectImpl 実装クラスで見つかります。(ただし、Service Registry の今回のリリースに API のドキュメントは含まれていません。)
registry-browser-config.xml ファイルを保存して閉じます。
再構成の結果を確認するため、Web コンソールの「検索」メニューまたは「探索」メニューを使って、変更した列のオブジェクトを表示します。