管理コンポーネントの説明

管理コンポーネントは、システムサービスのための、設定や監視などの管理機能を提供します。ここでは、次の Java ES 管理コンポーネントについて説明します。

• 「Sun Java System Administration Server (およびコンソール) 5 2005Q4」

• 「Sun Java System Directory Preparation Tool 2005Q4」

• 「Sun Java System Delegated Administrator 6 2005Q4」

Sun Java System Administration Server (およびコンソール) 5 2005Q4

Sun Java System Administration Server (Administration Server) はサーバーコンソールと連携して、Directory Server、Directory Proxy Server、および Messaging Server を管理するためのグラフィカルツールを提供します。Administration Server は、同一のルートディレクトリ内のサーバーグループにインストールされたサーバーの要求を処理して、要求の実行に必要なプログラムを起動します。

サーバーコンソールは、ネットワーク上の Directory Server インスタンスおよび Administration Server インスタンスと連動して機能するスタンドアロンの Java アプリケーションです。サーバーコンソールは、企業内の Java ES ソフトウェアのフロントエンド管理アプリケーションとして動作します。

Java ES インストーラでは、サーバーコンソールと Administration Server は、まとめてインストール可能な単一のコンポーネントとして提供されます。

Sun Java System Directory Preparation Tool 2005Q4

Sun Java System Directory Preparation Script は、Messaging Server および Calendar Server に対するユーザーのプロビジョニングに必要なスキーマを使って Directory Server を設定するために使用されます。

Sun Java System Delegated Administrator 6 2005Q4

Sun Java System Delegated Administrator は、Calendar Server、Messaging Server、およびその他の Java ES サービスプロバイダに対するユーザー、グループ、ドメイン、およびリソースのプロビジョニングを行うためのコマンド行ユーティリティー (commadmin) です。

Access Manager のインストールを選択すると、Delegated Administrator は自動的にインストールされます。