Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

8 ビットデータ

127 (10 進) 以上の序数値を持つ文字の使用は制限される場合があります。特に、SMTP サーバーの中には、高ビットを切り捨てるために 8ビット領域の文字を含むメッセージの文字化けの原因となるものもあります。

Messaging Server は、そのようなメッセージを自動的にエンコードし、8 ビットデータがメッセージに直接表示されないようにする機能を備えています。特定のチャネルのキューに入れられるすべてのメッセージにエンコードを適用するには、sevenbit キーワードを使用します。そのような制限がない場合は、eightbit を使用します。

リモート SMTP サーバーが 8 ビットをサポートすると明示していないかぎり、SMTP プロトコルは 8 ビットを許可しません。ただし、拡張 SMTP など、転送形式によっては、8 ビットの文字を転送できるかどうかを判断するためのネゴシエーションの形式をサポートするものもあります。ネゴシエートが失敗した場合に備えて、eightnegotiate キーワードを使用し、チャネルがメッセージをエンコードするように指定しておくことを強くお勧めします。デフォルト設定ではすべてのチャネルに対してこのキーワードが有効になっているため、ネゴシエーションをサポートしないチャネルは 8 ビットデータの転送が可能であるという仮定のもとに動作します。

Messaging Server が、ヘッダーに不正な 8 ビットデータを含むメッセージをすべて拒否するように設定するには、eightstrict キーワードを使用します。