バックアップ操作の実行時には、バックアップから除外するメールボックスを指定できます。重要でないメッセージが多数発生する多数宛またはごみのメールボックスを除外して、バックアップセッションを合理化し、操作完了までの時間を短縮し、バックアップデータの格納に必要なディスク容量を最小限にできます。
メールボックスを除外するには、configutil パラメータの local.store.backup.exclude の値を指定します。
1 つのメールボックス、または「%」文字で区切ったメールボックスのリストを指定できます。「%」文字は、メールボックス名には使用できません。たとえば、次の値を指定できます。
Trash
Trash%Bulk Mail%Third Class Mail
最初の例では、フォルダ Trash が除外されます。2 番目の例では、フォルダ Trash、Bulk Mail、および Third Class Mail が除外されます。
バックアップユーティリティーは、local.store.backup.exclude パラメータに指定されたフォルダ以外のユーザーメールボックスのすべてのフォルダをバックアップします。
この機能は、Messaging Server バックアップユーティリティー、Legato Networker、およびサードパーティー製のバックアップソフトウェアと使用できます。
local.store.backup.exclude の設定を無効にし、バックアップ操作時に完全な論理名を指定して除外したメールボックスをバックアップできます。ごみ箱フォルダが除外されたとします。たとえば、次のように指定することにより、引き続きごみ箱をバックアップできます。
/primary/user/user1/trash
ただし、次のように指定すると、ごみ箱フォルダは除外されます。
/primary/user/user1
the Trash folder is excluded.