SMS チャネルの設定についての一般的な説明は、前出の 「SMS チャネルの設定」以降の項を参照してください。表 D–18 に示されている例外を除いて、リモート SMSC と直接通信している場合と同じように SMS チャネルを設定します。
表 D–18 双方向設定での例外
例外 |
説明 |
---|---|
master チャネルキーワード |
master チャネルキーワードが指定されている場合は、削除します。 このチャネルキーワードは SMS チャネル設定には不要です。 |
SMPP_SERVER |
SMS Gateway Server のホスト名または IP アドレスをポイントするように設定します。SMPP リレーの LISTEN_INTERFACE_ADDRESS オプション (「設定オプション」を参照) を使用している場合は、指定されているネットワークインタフェースアドレスに関連付けられているホスト名または IP アドレスを必ず使用します。 |
SMPP_PORT |
SMPP リレーのインスタンス化に使用される LISTEN_PORT の設定で使用されているものと同じ TCP ポートです (「SMPP リレー」を参照)。 |
DEFAULT_SOURCE_ADDRESS |
値を選んでから、リモート SMSC がこのアドレスを Gateway SMPP サーバーに戻すように設定します。SMS チャネルのオプションファイルで、選択した値をこのオプションに指定します。 |
GATEWAY_PROFILE |
ゲートウェイプロファイル名と一致するように設定します。詳細については、「ゲートウェイプロファイル」を参照してください。 |
USE_HEADER_FROM |
0 に設定します。 |
上記以外のすべてのチャネル設定は、SMS チャネルマニュアルで説明されているように設定する必要があります。
「双方向 SMS ルーティングを設定する」で説明されているように、リモート SMSC は、LISTEN_PORT オプションで指定されている TCP ポート番号を使用して、DEFAULT_SOURCE_ADDRESS チャネルオプションで定義されている SMS アドレスを Gateway の SMPP サーバーにルーティングするように設定されている必要があります (LISTEN_PORT の設定方法については、「SMPP サーバー」を参照)。
複数の SMS チャネルが同一の SMPP リレーを使用することもできます。同様に、複数の SMS チャネルに対する SMS 返信および通知を処理するには、SMPP サーバーまたはゲートウェイプロファイルが 1 つだけ必要です。複数のリレー、サーバー、およびゲートウェイプロファイルが設定可能であることには、設定オプションを介してさまざまな使用上の特徴を有効にすることができるという意義があります。