Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストール計画ガイド

コンピュータハードウェア仕様およびオペレーティングシステム仕様の作成

配備アーキテクチャーで定義される情報に加えて、ソリューションで使用する各コンピュータのオペレーティングシステムを指定する必要があります。また、ハードウェアに関して追加の情報を作成する必要もあります。そのための決定はサービス品質要件に基づいて行われ、サービス品質要件を満たすために必要なハードウェアおよびオペレーティングシステムに関する最善の推測に相当します。

図 2–1 で示した配備アーキテクチャー例で、サービス品質要件は次のように記述されます。

これらのサービス品質要件を満たすために、表 2–1 のオペレーティングシステム仕様およびコンピュータハードウェア仕様が作成されました。

表 2–1 サンプル配備アーキテクチャーのコンピュータハードウェア/OS 仕様

コンピュータシステム 

ハードウェアモデル 

CPU 数 

RAM (G バイト) 

ディスク数 

オペレーティングシステム 

mscs01 

mscs02 

Sun Fire V440 Server 

16 

Solaris 9 

commx01 

commx02 

Sun Fire V240 Server 

Solaris 10 

ds01 

ds02 

Sun Fire V240 Server 

Solaris 10 

am01 

am02 

Sun Fire V240 Server 

Solaris 10 

ms-mmp01 

ms-mmp02 

Sun Fire V240 Server 

Solaris 10 

ms-mtai01 

ms-mtai02 

Sun Fire V240 Server 

Solaris 10 

ms-mtao01 

ms-mtao02 

Sun Fire V240 Server 

Solaris 10 

ps01 

ps02 

Sun Fire V440 Server 

16 

Solaris 10 

protect 

Sun Fire V240 

Solaris 10 

ソリューションで使用するコンピュータシステムについても、同様の情報を作成する必要があります。


ヒント –

コンピュータハードウェア/OS 仕様は単体で完結します。仕様が完成すれば、コンピュータシステムを設定できるようになります。メモリーやディスクドライブをインストールし、オペレーティングシステムをインストールすることで、Java ES コンポーネントをシステムにインストールできるようになります。