配備アーキテクチャーで定義される情報に加えて、ソリューションで使用する各コンピュータのオペレーティングシステムを指定する必要があります。また、ハードウェアに関して追加の情報を作成する必要もあります。そのための決定はサービス品質要件に基づいて行われ、サービス品質要件を満たすために必要なハードウェアおよびオペレーティングシステムに関する最善の推測に相当します。
図 2–1 で示した配備アーキテクチャー例で、サービス品質要件は次のように記述されます。
これらのサービス品質要件を満たすために、表 2–1 のオペレーティングシステム仕様およびコンピュータハードウェア仕様が作成されました。
表 2–1 サンプル配備アーキテクチャーのコンピュータハードウェア/OS 仕様
コンピュータシステム |
ハードウェアモデル |
CPU 数 |
RAM (G バイト) |
ディスク数 |
オペレーティングシステム |
---|---|---|---|---|---|
mscs01 mscs02 |
Sun Fire V440 Server |
4 |
16 |
4 |
Solaris 9 |
commx01 commx02 |
Sun Fire V240 Server |
2 |
4 |
2 4 |
Solaris 10 |
ds01 ds02 |
Sun Fire V240 Server |
2 |
8 |
4 |
Solaris 10 |
am01 am02 |
Sun Fire V240 Server |
2 |
8 |
4 |
Solaris 10 |
ms-mmp01 ms-mmp02 |
Sun Fire V240 Server |
2 |
4 |
2 |
Solaris 10 |
ms-mtai01 ms-mtai02 |
Sun Fire V240 Server |
2 |
4 |
2 |
Solaris 10 |
ms-mtao01 ms-mtao02 |
Sun Fire V240 Server |
2 |
4 |
2 |
Solaris 10 |
ps01 ps02 |
Sun Fire V440 Server |
4 |
16 |
4 |
Solaris 10 |
protect |
Sun Fire V240 |
2 |
4 |
2 |
Solaris 10 |
ソリューションで使用するコンピュータシステムについても、同様の情報を作成する必要があります。
コンピュータハードウェア/OS 仕様は単体で完結します。仕様が完成すれば、コンピュータシステムを設定できるようになります。メモリーやディスクドライブをインストールし、オペレーティングシステムをインストールすることで、Java ES コンポーネントをシステムにインストールできるようになります。