Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス

プロキシ情報

次の表は、Portal Server Secure Remote Access がすでにインストールされているホストにプロキシサブコンポーネントをインストールする場合に指定が必要な情報を示しています。

表 1–55 Portal Server Secure Remote Access Rewriter プロキシのインストール時に必要となるプロキシに関する設定情報

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

別のホスト上の Portal Server で作業 

SRA_IS_CREATE_INSTANCE

このホストに Netlet プロキシと Rewriter プロキシをインストールし、これらのプロキシが Portal Server SRA のリモートインスタンスと通信する場合にだけこのオプションを選択します (CLI モードでは y を指定する)。

Netlet プロキシと Rewriter プロキシが Portal Server SRA のローカルインスタンスと通信する場合は、このオプションを選択しません (CLI モードでは n を指定する)。 

状態ファイルで指定可能な値は、y または n です。状態ファイルでのこの値の意味は次のとおりです。

  • y を指定した場合、プロキシは Portal Server SRA のローカルインスタンスと対話します。

  • n を指定した場合、プロキシは Portal Server SRA のリモートインスタンスと対話します。

この表に示す残りのフィールドは、プロキシが Portal Server SRA のリモートインスタンスと対話することを指定した場合にだけ適用されます。 

プロトコル 

SRA_SERVER_PROTOCOL

ゲートウェイが Portal Server との通信に使用するプロトコル (HTTP または HTTPS)。 

状態ファイルで、https または http を指定します。デフォルト値は https です。

ポータルホスト名 

SRA_SERVER_HOST

Portal Server のインストール先ホストの完全修飾ドメイン名。 

Portal Server ポート 

SRA_SERVER_PORT

Portal Server へのアクセスに使用するポート。 

デフォルト値は 80 です。

Portal Server 配備 URI 

SRA_DEPLOY_URI

Portal Server の配備に使用する URI (Uniform Resource Identifier)。 

配備 URI の値は、先頭がスラッシュであり、かつそれ以外のスラッシュを含んでいてはなりません。 

デフォルト値は /portal です。

組織 DN 

SRA_IS_ORG_DN

Portal Server のインストール先ドメインのルートサフィックスの識別名 (DN)。 

デフォルト値は .com です。このデフォルト値を編集する必要があります。

サービス URI 

SRA_IS_SERVICE_URI

Access Manager サービスの呼び出しに使用する URI (Uniform Resource Identifier)。 

デフォルト値は /amserver です。

Access Manager パスワードの暗号化鍵 

SRA_IS_PASSWORD_KEY

Access Manager がユーザーパスワードの暗号化に使用する文字列。  

Portal Server SRA は、Access Manager がインストール時に使用した暗号鍵を使用する必要があるため、インストーラはデフォルト値を自動的にその鍵に設定します。対話モードのインストーラでは、デフォルト値として表示される値を変更してはなりません。 

Access Manager の暗号化鍵は、Access Manager のプロパティーファイルである AMConfig.properties から見つけることができます。このファイルは次の場所にあります。

Solaris OS の場合: /etc/opt/SUNWam/config

Linux の場合: /etc/opt/sun/identity/config

この値を含むプロパティーは am.encryption.pwd です。