Sun Java System Portal Server Mobile Access 6 管理ガイド 2005Q4 |
第 3 章
モバイル認証の設定Portal Server Mobile Access ソフトウェアは、Sun Java System Portal Server ソフトウェアによって提供される認証モジュールをサポートしています。この章では、モバイルアクセスを提供するポータルサイトに使用できる、次の 2 つの認証モジュールについて説明します。
NoPassword 認証サイトの仕様でこの認証を必要とする場合は、ユーザー ID の入力を求めることなく、ユーザーにモバイルポータルデスクトップへのログインを許可することができます。
NoPassword モジュールを有効にするには
- Sun Java System Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。
デフォルトでは、「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が選択され、「ナビゲーション」フレームで「組織」が選択されます。
- 「サービス設定」タブをクリックします。
- 左側の「ナビゲーション」フレームで、「Access Manager 設定」から「コア」の矢印をクリックします。
「コア」属性ページが右側の「データ」フレームに表示されます。
- 「プラグイン可能な認証モジュールクラス」テキストボックスに、次のように入力します。
com.sun.identity.authentication.modules.nopassword.NoPassword
- 「追加」をクリックし、新しいクラスがリストに表示されるのを確認します。
- 「保存」をクリックします。
- 「組織認証モジュール」リストをスクロールダウンし、「NoPassword」が現在リストにあることを確認します。
- 「ヘッダー」フレームの「アイデンティティー管理」タブをクリックします。
- 「ナビゲーション」フレームにある「表示」フィールドから、「サービス」をクリックします。
- 左側の「ナビゲーション」フレームで、「Access Manager 設定」から「コア」の矢印をクリックします。
- 「組織認証モジュール」フィールドで、「NoPassword」と表示されたその他の認証モジュールをクリックします。
- 「保存」をクリックします。
- 選択したモジュールが強調表示されていることを確認します。
「NoPassword」を有効にすると、ユーザーは次の URL を使用してログインすることにより、パスワードの入力を省略できます。
http://server:port/portal/UI/Login?module=NoPassword
管理コンソールで「NoPassword」が有効になっている場合でも、認証レベルが authlevel=0 に設定されているときは、ユーザーのログイン中に NoPassword モジュールは利用可能なモジュールのリストに表示されません。これを確認するには、次のサイトを表示します。
http://server:port/amserver/UI/Login?authlevel=0
特定の認証レベルによる認証モジュールへのアクセスの詳細については、『Sun JavaTM System Access Manager 7 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。
匿名認証認証されたユーザーを体験させるためにユーザーをポータルサイトにアクセスさせたい場合は、モバイルポータルデスクトップへの匿名ユーザーとしてのログインを許可することができます。
この機能では、認証されたセッションでモバイルポータルデスクトップおよび音声ポータルデスクトップのスナップショットをユーザーに公開します。
注
匿名ユーザーは、ステートフルデータが含まれるチャネルのコンテンツや設定を変更、保存、または修正することはできません。匿名認証をサポートする場合は、匿名ユーザーがこれらのチャネルを利用できないことを確認してください。
匿名認証の実装方法の詳細については、『Sun JavaTM System Portal Server 6 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。
匿名認証用のポータルデスクトップでは、JavaServer PagesTM (JSPTM) ソフトウェアとテンプレートに対して WirelessDesktopDispatcher のほかに、デバイス固有のコンテナが使用されます。これらのコンテナには、認証されたユーザーの場合と同様に、匿名ユーザーに表示されるすべてのチャネルが含まれている必要があります。