amsfoconfig スクリプトは amsfo.conf 設定ファイルを読み取り、次の機能を実行して、Access Manager 配備をセッションフェイルオーバー用に設定します。
新規サイトを設定します。スクリプトは、プラットフォームサーバーリスト内の Access Manager インスタンスと amsfo.conf ファイルのロードバランサに関する情報を使用して、Access Manager セッションフェイルオーバー配備用の新規サイトを作成します。このスクリプトは既存のプラットフォームサーバーリストを変更して、サイトが設定されたあと、プラットフォームサーバーリストのすべてのサーバーエントリがそのサイトに属するようにします。
たとえば、デフォルト値 10 が SiteID として使用されている場合、http://server1.example.com:80|01 は http://server1.example.com:80|01|10 に変更されます。
レルムまたは DNS のエイリアスの既存のリストを変更します。スクリプトは、ロードバランサのホスト名をこのリストに追加します。このホスト名は、amsfo.conf ファイルの lbServerHost 変数から取得されます。
セッションフェイルオーバー設定 XML を Directory Server にロードします。スクリプトは、設定情報に基づいてセッション設定 XML ファイルを動的に生成し、生成された XML を Directory Server にロードします。この情報は、Access Manager コンソールの「セッション」の「セカンダリ設定インスタンス」に対応しています。
次の表は、Access Manager セッションフェイルオーバーのスクリプトと設定ファイルを示しています。
表 6–2 Access Manager セッションフェイルオーバーのスクリプトと設定ファイル
名前 |
説明および場所 |
---|---|
amsofconfig |
Access Manager をセッションフェイルオーバー用に設定するためのスクリプト。 Solaris システム: AccessManager-base/SUNWam/bin Linux システム: AccessManager-base/identity/bin |
amsfo |
Message Queue ブローカや amsessiondb クライアントを起動および停止するためのスクリプト。 Solaris システム: AccessManager-base/SUNWam/bin Linux システム: AccessManager-base/identity/bin |
amsfopasswd |
暗号化された Message Queue ブローカユーザーのパスワードを生成するためのスクリプト。 Solaris システム: AccessManager-base/SUNWam/bin Linux システム: AccessManager-base/identity/bin |
amsfo.conf |
セッションフェイルオーバーの設定ファイル。 Solaris システム: AccessManager-base/SUNWam/lib Linux システム: AccessManager-base/sun/identity/lib |
amProfile.conf |
セッションフェイルオーバーの環境ファイル。 Solaris システム: etc/opt/SUNWam/config Linux システム: /etc/opt/sun/identity/config |
AccessManager-base は、Access Manager のベースインストールディレクトリを表します。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris システム: /opt Linux システム: /opt/sun |