Sun Java Enterprise System 用語集

 

iCalendar Message-Based Interoperability Protocol

(n.) このプロトコルは、「iCalendar Transport-Independent Interoperability Protocol」からインターネット電子メールベースのトランスポートへのバインディングを指定します。このプロトコルは、iMIP とも呼ばれ、RFC 2447 で定義されています。

iCalendar Transport-Independent Interoperability Protocol

(n.) iCalendar オブジェクト仕様を基にしたインターネットプロトコル。さまざまなカレンダシステム間でスケジュール機能を相互に利用できるようにします。このプロトコルは、iTIP とも呼ばれ、RFC 2446 で定義されています。

IDE (統合開発環境)

(IDE (integrated development environment)) (n.) 単一のグラフィカルユーザーインタフェースを使用して、コードを作成、アセンブル、配備、およびデバッグするためのソフトウェア。

IDENT

Identification Protocol」を参照してください。

Identification Protocol

(n.) 特定の TCP 接続のリモート端末を制御するリモートプロセスを識別できるようにするプロトコル。このプロトコルは IDENT とも呼ばれます。RFC 1413 に定義されています。

アイデンティティー (identity)

(n.) 特定のエンドユーザーを明確に区別するための一連の情報。ユーザー識別子とパスワード、電子メールアドレス、個人の志向 (音楽の種類、オプトインマーケティングやオプトアウトマーケティングの決定など)、特定業務に固有の情報 (銀行口座番号、出荷先住所など) を定義することで、エンドユーザーは同様にサービスを使用する他のユーザーから自分自身を区別します。

アイデンティティー連携 (identity federation)

(n.) 明確なサービスプロバイダアカウントとアイデンティティープロバイダアカウントを統合する場合に発生するプロセス。ユーザーは、個別のアカウント情報を各プロバイダに保持すると同時に、リンクを確立して、プロバイダのアカウント間で認証情報を交換できます。アカウント連携とも呼ばれます。

アイデンティティープロバイダ (identity provider)

(n.) 認証サービスの提供に特化したサービスプロバイダ。アイデンティティープロバイダは、認証の管理サービスとして、識別情報を保守管理します。アイデンティティープロバイダによる認証は、アイデンティティープロバイダが連携するすべてのサービスプロバイダで有効です。

アイデンティティーサービス (identity service)

(n.) アイデンティティーサービスはリソースを対象とする Web サービスで、主体 (アイデンティティー) に関連するデータ属性に対して、情報の取得や更新を行なったり、何らかのアクションを実行したりします。アイデンティティーサービスには、企業の電話帳やカレンダサービスなどがあります。

IDL (インタフェース定義言語)

(IDL (interface definition language)) (n.) 「CORBA (共通オブジェクトリクエストブローカアーキテクチャー) 」オブジェクトとのインタフェースを定義するために使用する言語。このインタフェースは、オペレーティングシステムやプログラミング言語に依存しません。遠隔手続き呼び出し (「RPC (遠隔手続き呼び出し)」) の機能インタフェースを記述して、コンパイラがプロキシを生成し、マシン間でパラメータを整列化するコードをスタブできるようにします。

アイドル状態 (idle state)

(n.) ロボットが動作していても、URL プール内のすべての URL の処理が済んでいる状態。この状態にある間、ロボットは状態要求に応答できます。

iHTML (i-mode ハイパーテキストマークアップ言語)

(iHTML (i-mode hypertext markup language)) (n.) NTT DoCoMo の日本語 i-mode サービスで使用する言語。

IIOP

(Internet Inter-ORB Protocol) (n.) IIOP 経由のリモートメソッド呼び出し (「RMI (リモートメソッド呼び出し)」) および共通オブジェクトリクエストブローカアーキテクチャー (「CORBA (共通オブジェクトリクエストブローカアーキテクチャー) 」) の両方で使用されるトランスポートレベルのプロトコル。CORBA オブジェクトリクエストブローカ間の通信に使用されます。

IIOP クラスタ (IIOP cluster)

(n.) RMI/IIOP 要求の高可用性を実現するように構成された IIOP クラスタ。

IIOP エンドポイント (IIOP endpoint)

(n.) RMI/IIOP 要求の高可用性を実現する IIOP クラスタに対応するように構成された IIOP リスナー。

IIOP リスナー (IIOP listener)

(n.) 指定されたポートで待機して、CORBA ベースのクライアントアプリケーションから送信される接続を受け入れる待機ソケット。

imagemap

(1) (n.) イメージ領域をアクティブにするプロセス。ユーザーは、イメージの異なる領域をマウスでクリックして情報を参照および取得できます。

(2) (n.) ほかの「HTTPD (ハイパーテキスト転送プロトコルデーモン)」実装のイメージマップ機能を処理するために使用する「CGI」プログラム。

IMAP4 (インターネットメッセージアクセスプロトコルバージョン 4)

(IMAP4 (Internet Message Access Protocol Version 4)) (n.) ユーザーがメインのメッセージングシステムから切断された場合でもメールを処理できるようにする標準プロトコル。IMAP 仕様により、切断されたユーザーの管理制御が可能になるとともに、メッセージングシステムに再接続したときにユーザーのメッセージストアの同期化が可能になります。

iMIP

iCalendar Transport-Independent Interoperability Protocol」を参照してください。

直接従属 (immediate subordinate)

(n.) 「DIT」では、自身の「識別名 (distinguished name)」が、親エントリの識別名に自身の「相対識別名 (relative distinguished name)」を添付して形成されている場合、そのエントリは親エントリの直接従属です。

直接上位 (immediate superior)

(n.) 「DIT」では、自身の「識別名 (distinguished name)」に、ほかのエントリの「相対識別名 (relative distinguished name)」が続く形で子エントリの識別名が形成されている場合、そのエントリはその子エントリの直接上位です。

偽装 (impersonation)

(n.) あるオブジェクトが、制限なしで、別のオブジェクトのアイデンティティーと特権を引き受ける動作。委譲が行なわれたことを、偽装者の呼び出しを受ける側が認識できるような徴候はありません。偽装は、簡単な「委譲 (delegation)」の一例です。

インポートエージェント (import agent)

(n.) 「インポート (importing)」時に使用されるプロセス。

インポート (importing)

(n.) 新規または更新されたリソース記述を、別のデータベースから検索エンジンに取り込むプロセス。

imsadmin コマンド (imsadmin commands)

(n.) ドメイン管理者、ユーザー、およびグループを管理する一連のコマンド行ユーティリティー。

imsimta コマンド (imsimta commands)

(n.) 「MTA (メッセージ転送エージェント)」の各種の保守、テスト、管理のタスクを行うためのコマンド行ユーティリティーのセット。

非アクティブブート環境 (inactive boot environment)

(n.) 現在ブートしていないか、次のリブート時にアクティブになるように割り当てられていない環境。「アクティブブート環境」も参照してください。

INBOX

(n.) ユーザーのデフォルトメールボックス用に予約されている名前。メールの配信で使用されます。INBOX は、大文字と小文字を区別しない唯一のフォルダなので、INBOX、Inbox、および inbox はすべてユーザーのデフォルトメールボックスとして有効な名前です。

インデックス (index)

(n.) リソースまたはドキュメントの集中管理された検索可能データベース。カタログとも呼ばれます。

インデックス化 (indexing)

(n.) 集中管理された検索可能なリソースのデータベースを提供するプロセス。カタログ化とも呼ばれます。

インデックスキー (index key)

(n.) ディレクトリが使用するそれぞれのインデックスは、インデックスキーのテーブルと一致するエントリ ID のリストで構成されます。

間接 CoS (indirect CoS)

(n.) ターゲットエントリの属性値の 1 つによりテンプレートエントリを識別します。

初期化パラメータ (initialization parameter)

(n.) 「サーブレット (servlet)」に関連するコンテキストを初期化する「パラメータ (parameter)」。

inittab ファイル (inittab file)

(n.) UNIX のみ。何らかの理由で停止した場合に再起動する必要のあるプログラムの一覧を記述したファイル。このファイルにより、プログラムの連続動作が保証されます。このファイルは、格納されている位置に基づいて、/etc/inittab とも呼ばれます。UNIX システムでも、このファイルを使用できない場合があります。

インストールディレクトリ (installation directory)

(n.) サーバーのバイナリ (実行可能) ファイルがインストールされるディレクトリ。Messaging Server の場合、インストールディレクトリは「サーバールート (server root)」のサブディレクトリ server-root/bin/msg/ です。「インスタンスディレクトリ (instance directory)」も参照してください。

インストールパス (installation path)

(n.) Directory Server Enterprise Edition ソフトウェアがインストールされたフルパス。インストールパスは、ソフトウェアを初めてインストールするときに選択できます。

インスタンスディレクトリ (instance directory)

(n.) サーバーの特定インスタンスを定義するファイルを格納するディレクトリ。Messaging Server の場合、インストールディレクトリは「サーバールート (server root)」のサブディレクトリ server-root/msg-instance/ です。instance は、インストール時に指定されるサーバー名です。Application Server の場合、インスタンスディレクトリは「ドメインディレクトリ (domain directory)」のサブディレクトリです。「インストールディレクトリ (installation directory)」、「サーバーインスタンス (server instance)」も参照してください。

インスタンスパス (instance path)

(n.) Directory Server または Directory Proxy Server サーバーインスタンスのデータがあるフルパス。インスタンスパスは、サーバーインスタンスを作成するときに選択します。

Instant Messaging クライアント (Instant Messaging Client)

(n.) ユーザーによるインスタントメッセージとアラートの送受信を可能にするクライアント。

Instant Messaging マルチプレクサ (Instant Messaging multiplexor)

(n.) クライアント接続のマネージャー。大量の同時クライアント接続で必要になるバックエンドの Instant Messaging サーバーへの続数を少なく抑えることにより、Instant Messaging Server のスケーラビリティーを改善します。Instant Messaging クライアントは、Instant Messaging サーバー自体ではなく、マルチプレクサに接続します。ファイアウォールのパブリック側にインストールされる場合、マルチプレクサは、Intstant Messaging Server をファイアウォールの背後に隠すことにより、侵入者からユーザーデータベースを保護します。

Instant Messaging Server

(1) (n.) サーバー、マルチプレクサ、Java Enterprise System Instant Messaging Server などのすべてのコンポーネントを含む、Java Enterprise System Messaging Server 製品そのものを指します。

(2) (n.) Instant Messaging Server のマルチプレクサを経由して、Instant Messaging からの送信コマンドを処理する製品内のバックエンドサーバープロセス。Instant Messaging Server は、Instant Messaging ユーザーの認証を行う場合には、LDAP サーバーとも通信します。「Instant Messaging マルチプレクサ (Instant Messaging multiplexor)」も参照してください。

インテリジェントエージェント (intelligent agent)

(n.) ユーザーのために、HTTP、NNTP、SMTP、FTP などのさまざまな要求を実行するサーバー内部のオブジェクト。インテリジェントエージェントは、ある意味でサーバーのクライアントとして動作し、サーバーが実行する要求を発行します。

国際化インデックス (international index)

(n.) 検索インデックスのタイプ。属性に言語タグがある「DIT」内の情報検索速度を高めます。

インターネットメッセージアクセスプロトコルバージョン 4 (Internet Message Access Protocol Version 4)

IMAP4 (インターネットメッセージアクセスプロトコルバージョン 4)」を参照してください。

インターネットプロトコル (Internet Protocol)

IP」を参照してください。

イントラネット (intranet)

(n.) 企業や組織内における複数 Transmission Control Protocol/Internet Protocol ネットワークで構成されるネットワーク。イントラネットでは、World Wide Web で使われているものと同種のサーバーおよびクライアントソフトウェアを、企業 LAN 上で提供される社内アプリケーションとして使用できます。インターネットと通信するイントラネット上の機密情報は、通常はファイアウォールで保護されます。「ファイアウォール」、「エクストラネット (extranet)」も参照してください。

無効なユーザー (invalid user)

(n.) メッセージ処理中に発生するエラー状態。このエラー状況が発生すると、メッセージストアは、MTA に通信データを送信し、メッセージのコピーを削除します。MTA はメッセージを差出人に戻し、メッセージのコピーを削除します。

IP

(IP (Internet Protocol)) (n.) 世界中のネットワークを接続する Transmission Control Protocol/Internet Protocol 群内のプロトコル。米国国防総省で開発され、インターネットで使用されています。このプロトコル群の主な特長は IP プロトコルです。

IP アドレス (IP address)

(n.) 192.168.255.255 のようにドットで区切られた一連の数値。イントラネットまたはインターネット上でのマシンの実際の位置を示します。Transmission Control Protocol/Internet Protocol を使用するホストには、32 ビットアドレスが割り当てられます。

ISDN

(n.) サービス総合デジタル網。

ISINDEX

(n.) クライアントでの検索を有効にする HTML タグ。ドキュメントは、ネットワークナビゲータの機能を使用して検索文字列を受け入れ、それをサーバーに送信して、フォームを使用せずに検索可能インデックスにアクセスできます。ISINDEX HTML タグを使用するには、クエリーハンドラを作成する必要があります。

ISMAP

(n.) 名前付きイメージが「imagemap」であることをサーバーに通知するために HTML ドキュメントで使用される、IMG SRC タグの拡張機能。

ISO 3166

(n.) ISO (国際標準化機構) で管理される国コードの国際規格。

ISO 8601

(n.) 日付と時間の数値表現を規定する ISO (国際標準化機構) 規格。Calendar Server は、ISO8601 規格に規定されている表記を使用して日付、時間、継続時間文字列を表現します。

遮断レベル (isolation level)

トランザクション遮断レベル (transaction isolation level)」を参照してください。

発行された証明書 (issued certificate)

(n.) 「認証局 (CA)」によって発行される証明書。「自己生成証明書 (self-generated certificate)」も参照してください。

ISV

(n.) 独立系ソフトウェアベンダー。

iTIP

iCalendar Transport-Independent Interoperability Protocol」を参照してください。