Sun Java Enterprise System インストールガイド (Microsoft Windows 版) |
第 10 章
ソフトウェアのアンインストールこの章では、Sun Java Enterprise System インストーラを使用して、インストールされている Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) コンポーネントをアンインストールする方法について説明します。
この章で説明する内容は、次のとおりです。
前提条件この章で説明している作業を実行する前に、アンインストールプロセス全体を十分に理解し、各自のアンインストール状況に特有の問題について認識しておく必要があります。
サイレントアンインストールを実行する場合は、サイレントインストールのプロセスに精通している必要があります。第 8 章「サイレントモードでのソフトウェアのインストール」を参照してください。
アンインストール前の作業次の表は、アンインストールを開始する前に必要な作業を示しています。この作業の中には、ユーザーが遭遇するアンインストールの特定の状況には適用されないものもあります。
左の列は、作業の一般的な実行順序を示し、中央の列は実行する操作を説明しています。右の列は、便利なその他の情報と参照先を示しています。
グラフィカルモードでのアンインストールプログラムの実行「アンインストール前の作業」で説明している関連作業が完了すると、アンインストールプログラムを実行する準備が整います。
Windows ウィザード/グラフィカルアンインストールプログラムを起動する
現在のインストール内容を変更する
インストールされているすべてのコンポーネントを削除する
サイレントモードでのアンインストールプログラムの実行サイレントアンインストールは、設定内容が似ている複数のホスト上の Sun Java Enterprise System コンポーネントをアンインストールする場合に有効です。サイレントモードでのアンインストールの手順は、第 8 章「サイレントモードでのソフトウェアのインストール」で説明されている、サイレントモードでのインストールの手順に似ています。
応答ファイルを生成する
サイレントアンインストール用の応答ファイルを作成するには、最初にグラフィカルモードでレコードのアンインストールを実行して、応答ファイルを生成する必要があります。詳細は、「応答ファイルの作成」を参照してください。
- コマンドプロンプトにログインし、インストーラが格納されているディレクトリに移動します。
cd <インストールディレクトリ>
- Setup.bat /r コマンドを入力して、システムの Windows フォルダ内に応答ファイルを生成します。
Setup.bat /r コマンドでアンインストールを実行すると、Setup.iss という名前のファイルにデータが格納されます。デフォルトでは、この .iss ファイルは、Windows の System フォルダ内に作成されます。/f1 オプションを使用すると、応答ファイルに別の名前と場所を指定できます。
- その場合は、/f1 を入力して応答ファイルの作成場所を指定し、ファイル名を入力します。.iss 拡張子を持つファイルの絶対パスを指定します。
たとえば、Setup.bat /r /f1"C:¥Temp¥Setup.iss" と入力します。
実行時に、Sun Java Enterprise System Windows インストーラのレコードアンインストールセットアップ用に入力したデータと選択したオプションに関する情報はすべて、<ファイル名>.iss またはデフォルトのファイル名 Setup.iss に記録されます。
- 以上で、レコードのアンインストール中に選択したオプションで応答ファイルを使用する準備が整いました。記録したオプションを変更するために、この応答ファイルを手動で編集することもできます。
これで、応答ファイルを使用して、サイレントアンインストールを開始できます。
- コマンドプロンプトにログインし、インストーラが格納されているディレクトリに移動します。
cd <インストールディレクトリ>
サイレントモードでアンインストールを実行すると、デフォルトでは、setup.bat が格納されているディレクトリと同じディレクトリ内に Setup.log という名前のログファイルが作成されます。/f1 オプションを使用する場合は、応答ファイルと名前が同じで .log の拡張子を持つログファイルが作成されます。
たとえば、Setup.bat /s /f2"C:¥Setup.log" と入力します。
インストーラの実行中、インストールログの変化に注意することによって、進行状況を監視することができます。