この章では、Windows 2000 プラグインをインストールして構成する方法について説明します。この章では、次の内容について説明します。
Windows 2000 プラグインを入手する手順は 2 段階に分かれます。はじめに Windows 2000 プラグイン JAR ファイルが含まれたパッケージファイルをシステムに追加する必要があります。そのあとに Windows 2000プラグイン JAR ファイルをインポートします。
Windows 2000 プラグインは、Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアに対するプラグインとしてパッケージ化されています。プラグインは JavaTM アーカイブ (JAR) ファイルとしてパッケージ化されています。Windows 2000 プラグイン用のプラグインファイルは、Sun N1 Service Provisioning System Supplement CD または Sun Download Center から入手できます。
パッケージファイルをシステムに追加すると、Windows 2000 プラグインは 2 種類の JAR ファイルからインポートできます。状況に応じて、適切なファイルを選択してください。
Windows 2000 プラグインをはじめてインポートする場合は、com.sun.windows_3.0.jar ファイルを使用します。
旧バージョンの Windows 2000 プラグインがすでにインポートされている場合は、com.sun.windows_2.0_3.0.jar ファイルを使用します。
JAR ファイルを含むファイルを追加します。
JAR ファイルをインポートします。 – 「Sun N1 Service Provisioning System への Windows 2000 プラグインのインポート」
Windows 2000 プラグインは、 SUNWspswin パッケージに含まれています。
端末ウィンドウで、スーパーユーザーになります。
プラグインパッケージを含むディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力し、Return キーを押します。
# pkgadd -d . SUNWspswin
スタンドアロン用 JAR ファイルは /opt/SUNWn1sps/plugins/om.sun.windows/ ディレクトリにあります。アップグレード用 JAR ファイルは /opt/SUNWn1sps/plugins/com.sun.windows/Upgrade ディレクトリにあります。
Windows 2000 プラグインは、SUNWspswin.rpm ファイルに含まれています。
端末ウィンドウで、スーパーユーザーになります。
sun-spswin-3.0-1.noarch.rpm ファイルを含むディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力し、Return キーを押します。
# rpm –i sun-spswin-3.0-1.noarch.rpm
スタンドアロン用 JAR ファイルは /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/plugins/com.sun.windows/ ディレクトリにあります。アップグレード用 JAR ファイルは /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/plugins/com.sun.windows/Upgrade ディレクトリにあります。
Windows 2000 プラグインは、SUNWspswin.msi ファイルに含まれています。
SUNWspswin.ms ファイルを含むディレクトリに移動します。
SUNWspswin.msi ファイルをダブルクリックします。
インストーラの GUI が起動されます。JAR ファイルは、C:\Program Files\N1 Service Provisioning System\plugins\com.sun.windows ディレクトリにコピーされます。
ある特定のプラグインを Sun N1 Service Provisioning System 製品に認識させるには、そのプラグインをマスターサーバーにインポートする必要があります。旧バージョンの Windows 2000 プラグインがすでにインポートされている場合は、新しいプラグインにアップグレードする必要があります。
プラグインをインポートまたはアップグレードするには、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」で詳しく説明されている手順に従います。
ブラウザインタフェースのメインウィンドウの「Administrative」セクションで、「Plug-ins」をクリックします。
「Plug-ins」ページの「Action」列で、「Import」をクリックします。
JAR ファイルの場所に移動します。
Windows 2000 プラグインをはじめてインポートする場合は、com.sun.windows_3.0.jar ファイルを選択します。
旧バージョンの Windows 2000 プラグインがすでにインポートされている場合は、com.sun.windows_2.0_3.0.jar ファイルを選択します。
「Continue to Import」ボタンをクリックします。
インポートが正常に終了すると、プラグインの詳細ページが開いて、そのプラグインが提供するオブジェクトが表示されます。
コマンド行を使用して、プラグインをインポートすることもできます。
CLI からプラグインファイルをインポートするには、次のように入力します。
% cr_cli -cmd plg.p.add -path plugin-filename -u username -p password |
Windows 2000 プラグインをはじめてインポートする場合は、 plugin-filename は com.sun.windows_3.0.jar になります。
旧バージョンの Windows 2000 プラグインがすでにインポートされている場合は、 plugin-filename は com.sun.windows_2.0_3.0.jar になります。
プロビジョニングソフトウェアインタフェースから、指定のフォルダに次のアクセス許可を与える必要があります。
/com/sun/windows フォルダ
ユーザーが配備する予定のホスト上で、Windows 2000 プラグインコンポーネントを使用する配備担当ユーザーに、allow on host set アクセス許可を与えます。さらに、準備する予定のホスト上で、 Windows ホストを準備する予定のすべてのユーザーにこのアクセス許可を与えます。
run component procedures アクセス許可は、必要な場合にのみ与えます。このアクセス許可は、非運用システムでのみ、あるいは信頼される管理ユーザーに対して付与することを推奨します。このアクセス許可では、com.sun.windows#services システムサービスのサービスを直接実行できます。これらのサービスとして、サービスの起動と停止の制御、バッチファイルと cscript ファイルの実行、および MSI の管理が含まれます。
/com/sun/windows/jacozoom フォルダ
準備する予定のホスト上で、 Windows ホストを準備する予定のすべてのユーザーに、allow on host set アクセス許可を与えます。
ここでは、アップグレード後の旧バージョンのコンポーネントの表示に関する情報を示します。
新しいバージョンのプラグインにアップグレードすると、そのプラグインの「Common Tasks」ページが更新され、新しいバージョンのプラグインを使用してインストールされたコンポーネントへのリンクが表示されます。この機能により、最新の機能と改善点を含むコンポーネントを簡単に表示できます。古い機能に依存するコンポーネントは、「Common Tasks」ページからはリンクされません。
以前にインストールしたコンポーネントが見つからない場合、そのコンポーネントは旧バージョンのプラグインから作成された可能性があります。
旧バージョンのコンポーネントを表示または使用するには、次の手順に従います。
「Common Tasks」ページで、適切なコンポーネントプロシージャーをクリックします。
「Component Detail」ページが表示されます。
「Component Details」ページで「Version History」をクリックします。
コンポーネントとバージョンのリストが表示されます。
適切なリンクをクリックします。
Windows 2000 プラグインに適用可能なパッチは、SunSolve サイトを確認します。パッチを適用するには、パッチの README の手順に従います。