Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (Solaris Plug-In 4.0)

ProcedureSolaris ローカルゾーンを作成する

始める前に

ネームサーバーがない場合は、マスターサーバーの /etc/hosts ファイルを、リモートエージェント上のローカルゾーンの hostname:ip_address で更新する必要があります。

  1. 左側のコントロールパネルの「Common Tasks」から、「Solaris」リンクをクリックします。

  2. 「Solaris Container: Create and Manage」リンクをクリックします。

  3. 「Install: Create」の横の「Run action」をクリックします。

  4. ローカルゾーンを作成するターゲットホストを選択します。


    注 –

    ターゲットホストは、com.sun.solaris#global_zones ホストセットのメンバーでなければなりません。


  5. 「Plan Variables」設定から、ローカルゾーンのホスト名を選択します。

    目的のローカルゾーン名がない場合は、新しいゾーン名を作成します。新しいゾーン名を作成するには、次の手順を実行します。

    1. プランパラメータテーブルから「Select From List」をクリックします。

    2. 「Variable Setting」ウィンドウから「Create Set」をクリックします。

    3. 「New Set Name」フィールドで、新しいゾーンセット名を入力します。

    4. 「Zone Name」プロンプトの横にあるボックスをクリックし、新しい変数セット名を入力します。


      注 –

      ローカルゾーンの作成時は、ゾーン名はネットワークのゾーンホスト名になります。ローカルゾーンのホスト名は、ローカルネットワークの IP アドレスに解決できる必要があります。


    5. ローカルゾーンファイルシステムを「疎」または「完全」のどちらにするかを決定します。

      疎ローカルゾーンファイルシステムは、/lib /sbin/platform、および /usr ディレクトリを大域ゾーンと共有します。これらのディレクトリの 1 つにファイルをインストールする必要があるアプリケーションをローカルゾーンが実行する場合は、フルファイルシステムを使用してローカルゾーンをインストールしてください。完全ローカルゾーンファイルシステムは、ディレクトリを大域ゾーンと共有しません。


      注 –

      デフォルトの設定では、プロビジョニングシステムはローカルゾーンファイルシステムを「疎」としてインストールします。完全ローカルゾーンファイルシステムをインストールする場合は、デフォルトを無効にしてください。


    6. (省略可能) ローカルゾーンに論理ネットワークインタフェースを追加する必要がある場合は、zoneIfaceDetails コンポーネント変数に値を入力します。

      各エントリは、次の形式の 3 つのフィールドから構成されます。network interface,IPAddress/netmask。各エントリはセミコロンで区切られます。例を示します。hme0,123.123.123.123/24;eri0,124.124.124.124/8

    7. (省略可能) ローカルゾーンに大域ゾーンファイルシステムをマウントする必要がある場合は、zoneFsLayout コンポーネント変数に値を入力します。

      各ファイルシステムは、セミコロンで区切る必要があります。例を示します。dir=/usr/local special=/opt/local raw=/dev/rdsk/c0t0d0s7 type=lofs [ro,nodevices];dir=/opt/mystuff special=/empty type=lofs ro

      詳細については、zonecfg(1M) のマニュアルページを参照してください。

  6. 「Save and Select」をクリックします。

  7. ターゲットホストの「Select From List」をクリックします。

  8. 「Current Found Hosts」のいずれかを選択します。

  9. 「Add Hosts To Main Window」をクリックします。

  10. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。