Avitek Medical Records デモは WebLogic 8 プラグインに含まれ、BEA WebLogic 8 およびカスタムアプリケーションのプロビジョニング方法を示しています。このデモを実行できるのは Solaris OS だけです。デモ関連のすべてのプランとコンポーネントは、/com/sun/weblogic8/demo/ フォルダにあります。
デモアプリケーションをインストールするには、installDemoAppPlan プランを実行します。このプランではデータベースが設定され、管理対象サーバー用の JMS および JDBC リソースが構成されます。JMS および JDBC コンポーネントは、既存のコンポーネントタイプから作成されます。
InstallDemoAppPlan では次の作業が実行されます。
PointBase データベースを起動する。
サンプル JDBC 接続プールをインストールする。
サンプル JDBC データソースをインストールする。
サンプル JMS JDBC ストアをインストールする。
サンプル JMS サーバーをインストールする。
サンプル JMS キューをインストールする。
サンプル JMS 接続ファクトリをインストールする。
サンプルアプリケーションにメール機能を追加する。
デモアプリケーションへのログインに必要な認証機能を構成する。
Avitek Medical Records サンプルアプリケーションをインストールするには、その前にアプリケーションをコンパイルする必要があります。次の手順に従ってください。
サンプルアプリケーション用にドメインを作成した場合は、サンプルアプリケーションのドメインディレクトリにある環境スクリプトを取得します。
# BEA-InstallDirectory/user_projects/domains/medrec/setMedRecEnv.sh |
この例では、BEA-InstallDirectory は BEA WebLogic のホームディレクトリを示しています。たとえば、/export/home/bea となります。
サンプルアプリケーションの src ディレクトリに移動します。
# BEA-InstallDirectory/weblogic81/samples/server/medrec/src |
ant 構築ユーティリティーを使用してサンプルアプリケーションのソースを構築します。
# ant |
次のような内容の、package.xml という名前の XML ファイルを作成します。
<project name="tutorial" default="package"> <target name="package"> <wlpackage srcdir="/export/home/bea/weblogic81/samples/server/medrec/src/medrecEar" destdir="/export/home/bea/weblogic81/samples/server/medrec/build/medrecEar" toFile="/export/home/bea/weblogic81/samples/server/medrec/dist/medrecEar.ear" /> </target> </project>
wlpackage 要素で、システム上の正しいディレクトリを示すよう srcdir、destdir、および toFile のパスを変更します。
このファイルをBEA-InstallDirectory/weblogic81/samples/server/medrec/src/medrecEar ディレクトリに保存します。
手順 4 と手順 5 を繰り返し、physicianEar および startupEar ディレクトリ用の package.xml ファイルを作成します。
正しい physicianEar および startupEar ディレクトリを示すよう、srcdir、destdir、および toFile のパスを変更します。それぞれの package.xml ファイルを、BEA-InstallDirectory /weblogic81/samples/server/medrec/src ディレクトリの該当するサブディレクトリに保存します。
各 EAR ディレクトリで ant 構築ユーティリティーを使用し、package.xml ファイルの内容で構築を更新します。
# cd BEA-InstallDirectory/weblogic81/samples/server/medrec/src/EAR-dir # ant -f package.xml |
この例では、EAR-dir は medrecEar、physicianEar、または startupEar ディレクトリになります。
medrecEar.ear、physicianEar.ear、startupEar.ear の各ファイルは、BEA-InstallDirectory/weblogic81/samples/server/medrec/dist に作成されます。
Avitek Medical Records デモを実行するには、その前に次の手順を実行しておく必要があります。
WebLogic 8 プラグインバージョン 3.0 のインストール後、またはバージョン 3.0 へのアップグレード後は、これらの手順を実行する必要があります。
WebLogic デモの展開された EAR ディレクトリを .ear ファイルに変換します。
WebLogic デモファイルは BEA-InstallDirectory/weblogic81/samples/server/medrec/dist/ にあります。変換しなければならないのは、medrecEar、physicialEar、および startupEar ディレクトリです。
作成された .ear ファイルからコンポーネントを作成します。
詳細については、「WebLogic エンタープライズアプリケーションまたは EAR ファイルを取得する」を参照してください。
コンポーネントは、WebLogic 8 プラグインに所有権のあるフォルダ以外のフォルダに保存する必要があります。
WebLogic アプリケーションのセッション変数を作成します。
次のセッション変数を作成します。
WebLogic アプリケーション用に使用するポートを指定する。WL_POINTBASE_PORT の値には、未使用の任意のポート番号を指定できます。デフォルト値は 9092 です。
「Common Tasks」ページで「Demo Application Configuration: Configure」をクリックします。
プランの「Details」ページが表示されます。
「Run」をクリックします。
プランパラメータのコンポーネント変数は、デフォルト値に設定されたままにします。
管理対象サーバーをターゲットホストとして選択します。
デモアプリケーションの EAR コンポーネントをインストールします。
Avitek Medical Records デモアプリケーションを表示します。
次の URL で、3 つのデモアプリケーションが表示されます。
http://RA-hostname:7010/patient
http://RA-hostname:7010/admin
http://RA-hostname:7010/physician