OS プロビジョニングサーバーは DHCP サービスを提供します。DHCP サービスは、ターゲットのプロビジョニングに使用されるすべてのサブネット上で待機する必要があります。N1 SPS インタフェースでは、OS プロビジョニングサーバーが DHCP 要求に応答できるよう、ターゲットのプロビジョニングに使用されるサブネットを特定する必要があります。OS プロビジョニングサービスは、プロビジョニング処理中に、プロビジョニングサーバー上の必要なアドレスを使用してインタフェースを作成します (まだ作成されていない場合)。
ブラウザインタフェースからサブネットを管理するには、次の手順に従います。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。
「OS Provisioning Common Tasks」ページの「OSP Subnets」セクションで「Manage」をクリックします。
「Component Details」ページの「Create」行で「Run action」をクリックします。
このプランに使用する変数を選択します。
既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「Service」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「Service」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
必要に応じて変数を変更します。
変数 |
説明 |
例 |
---|---|---|
installPath |
サブネットアドレス |
10.42.42.0 |
mask |
サブネットマスク |
255.255.255.0 |
gateway |
サブネットのゲートウェイ |
10.42.42.1 |
host_interface |
このサブネットに使用される OS プロビジョニングサーバー上のインタフェース |
hme0 |
host_address |
host_interface に割り当てられているホストアドレス |
10.42.42.1 |
OS プロビジョニングソフトウェアは、インタフェースの作成とアドレスの割り当てを、これらの値がまだ設定されていない場合、プロビジョニング処理時に行います。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの「Service」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。
このサブネットを適用する仮想ホストを選択します。
OS プロビジョニングサーバーの仮想ホストの名前の最後は -osp です。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
コマンド行からサブネットを管理するには、次の手順に従います。
変数セットを作成します。
次の例のようなコマンドを入力します。
# cr_cli -cmd cdb.vs.add -comp NM:/com/sun/n1osp/untyped/Subnet -name "subnet1" \ -u admin -p admin -vars "installPath=10.42.42.0;mask=255.255.255.0;gateway=10.42.42.1; \ host_interface=ce8000;host_address=10.42.42.1" |
変数の詳細については、「OS プロビジョニングサーバーのサブネットを特定する (ブラウザインタフェース)」の手順 4 を参照してください。
前の手順で作成した変数セットを使用して、プランを実行し、サブネットを作成します。
次の例のようなコマンドを入力します。
# cr_cli -cmd pe.p.run -u admin -p admin -PID NM:/com/sun/n1osp/untyped/Subnet-create \ -tar H:NM:masterserver-osp -comp - -vs subnet1 -pto 30 -nto 10 |
複数のサブネットを使用して、オペレーティングシステムをプロビジョニングすることができます。次の手順では、OS プロビジョニングサーバーに新しいサブネットを追加する方法を説明します。
OS プロビジョニングサーバー、適用可能なオペレーティングシステムのブートおよびインストールサーバー、およびターゲットホストが同じ IP ネットワーク内に存在することを確認します。ブートおよびインストールサーバーのネットワークインタフェースを構成します。
「OS プロビジョニングサーバーのサブネットを特定する (ブラウザインタフェース)」の説明に従って、新しいサブネットコンポーネントを作成します。
IP 接続に関しては 2 つのオプションがあります。
OS プロビジョニングサーバーの新しい IP アドレスを作成する。
既存の IP アドレスを使用するが、DHCP パケットがターゲットから OS プロビジョニングサーバーに到達する経路を作成する。
ターゲットによりブートおよびインストールサーバーに到達できるよう、新しいサブネットのブートおよびインストールサーバー上に新しいインタフェースを作成するか、経路を定義します。
この新しいサブネットで OS メディアを供給するために、ファイルシステム共有が更新されることを確認します。
ターゲットがこのサブネット内に存在することを確認します。
IP アドレスが新しいサブネット内に存在するよう、プロビジョニングするプロファイルを編集します。