Solaris ブートおよびインストールサーバーは JET サーバーです。
N1 SPS のブラウザインタフェースまたはコマンド行インターフェースから JET イメージサーバーを作成できます。コマンド行からサーバーを作成するには、次の例のようなコマンドを入力します。
# cr_cli -cmd pe.p.run -u admin -p admin -PID NM:/com/sun/n1osp/untyped/Jet-create \ -tar H:NM:biss1 -comp - -vs solaris8 + -pto 30 -nto 10 |
solaris8 引数の部分は、適切なリリース値に置き換えてください。
ブラウザインタフェースからサーバーを作成するには、次の手順に従います。
Solaris ブートおよびインストールサーバーにするシステムにログインします。
現在 JumpStart Enterprise Toolkit を使用している場合は、これらのファイルを削除します。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。
「OS Provisioning Common Tasks」ページの「JET Solaris Image Servers」セクションで「Create」をクリックします。
「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。
このプランに使用する変数を選択します。
既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「JET」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「JET」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
変数を確認し、必要に応じて変数を変更します。
イメージサーバーコンポーネントの変数はごく少数で、それらのほとんどは変更しません。これらの変数とそのデフォルト値のリストは、「Solaris イメージサーバーのコンポーネント変数」を参照してください。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの「JET」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。
別のコンポーネントの変数設定を使用する場合は、「Import Set From Component」をクリックします。
「Import Variable Settings」ウィンドウが表示されます。
必要に応じて、変数設定のインポート元となるコンポーネントが入ったフォルダへ移動します。
コンポーネントのバージョンを選択します。
コンポーネントのバージョンが異なると、変数設定も異なる可能性があります。現在のコンポーネントと、変数設定のインポート元のコンポーネントの間で共通に使用されている変数が存在することを確認します。現在のコンポーネントと、変数設定のインポート元のコンポーネントの間で共通に使用されている変数が存在しない場合、変数設定はインポートされません。
「Import Variable Settings」をクリックします。
変数設定がインポートされ、表形式で表示されます。
「Plan Details Run」ページの「Variable Settings」ドロップダウンリストから、インポートした変数設定を選択し、「Select」をクリックします。
ファイルに保存されているコンポーネント変数設定を使用する場合は、次の手順に従います。
「Import Sets from File」テキストフィールドに、使用する変数設定ファイルへのパスを入力します。
ファイルシステムをブラウズして適切なファイルを探すには、「ブラウズ」ボタンをクリックします。
「Import」をクリックします。
変数設定がインポートされ、表形式で表示されます。
変数設定のインポート元のファイルと、プランで使用するコンポーネントの間で共通に使用している変数が存在しない場合、変数設定はインポートされません。
「Plan Details Run」ページの「Variable Settings」ドロップダウンリストから、インポートした変数設定を選択し、「Select」をクリックします。
JET イメージサーバーを作成するホストを選択します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
JET イメージサーバーが正常に作成されたことを確認するには、プロビジョニングサーバーのウィンドウの左側にある「Hosts」リンクをクリックします。
-jet が付加された仮想ホストの名前が表示されます。たとえば、ホスト masterserver にインストールした場合、仮想ホストは masterserver-jet となります。
OS プロビジョニングサーバーがブートおよびインストールサーバーと同じ物理ホスト上に存在する場合は、ターゲットホストへのプロビジョニングの前にそのシステム上でインタフェースを構成する必要があります。OS プロビジョニングサーバーは、ブートおよびインストールサーバーのインタフェースを自動的には構成しません。
イメージサーバーコンポーネントには次の変数が適用されます。
表 5–1 Solaris イメージサーバーのコンポーネント変数
変数名 |
説明 |
デフォルト値 |
---|---|---|
installPath |
JET パッケージをインストールする位置。 |
/opt/SUNWjet |
sps_cli |
N1 SPS コマンド行インタフェースの位置。 |
/opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.2/cli/bin/cr_cli |
jetHost |
仮想ホスト名に使用する名前。デフォルトでは、仮想 JET ホスト名は、-jet が追加されたターゲットホストのホスト名に設定されています。 |
:[target]-jet |
jetFolder |
JET 固有の情報を格納するフォルダ。デフォルトでは、JET フォルダは /com/sun/n1osp/autogen- :[jetHost] にあります。:[jetHost] は、上記手順で定義した仮想 JET ホスト名です。 |
/com/sun/n1osp/autogen-:[jetHost] |
templatePrefix |
OS プロビジョニング JET テンプレートの特定に使用する値。 |
OSP_TEMPLATE_ |
Solaris パッチを入手していて、NFS を介して JET Solaris イメージサーバーがそれらのパッチにアクセスできる場合は、JET Solaris イメージサーバーにそれらのパッチをインポートできます。そして、それらのパッチをプロビジョニングプランに追加できます。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。
「OS Provisioning Common Tasks」ページの「JET Solaris Image Servers」セクションで「Manage」をクリックします。
「Component Details」ページの「Component Procedures 」テーブルで、「import_product_patches」のチェックボックスを選択します。
「Actions」列の 「import_product_patches」行で、「Run」をクリックします。
「Plan Details Run」ページの「Current Installations」リストから、パッチのインポート先のブートおよびインストールサーバーを選択します。
「Run Selected Installations」をクリックします。
「Plan Details Run」ページで、このプランに使用する変数を指定します。
パッチのアーキテクチャーを指定します。
「Media Path」フィールドでパッチへのパスを指定します。
「Run (includes preflight)」をクリックします。