Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (OS Provisioning Plug-In 3.0)

基本 RedHat Linux OS 構成変数

base_config モジュール用のコンポーネント変数

次のリストで説明している変数は、基本オペレーティングシステム構成を提供します。これらの変数は、JET base_config モジュールに直接対応します。リストには、ターゲット設定可能なコンポーネントの値を使用するいくつかの変数があります。RedHat Linux Profile 変数の目的では、ターゲット設定可能なコンポーネントはターゲットホストです。

ClientArch_base_config

説明 : x86 などのカーネルアーキテクチャー。デフォルトでは、これはターゲット設定可能なコンポーネントのカーネルアーキテクチャーに設定されています。

デフォルト値 : :[targetableComponent:kernel_arch]

ClientEther_base_config

説明 : Ethernet MAC アドレス。デフォルトでは、これはターゲット設定可能なコンポーネントの Ethernet MAC アドレスに設定されています。

デフォルト値 : :[targetableComponent:ethernet_mac_address]

ClientOSName_base_config

説明 : プロビジョニングする OS の名前。

: redhat

ClientOS_base_config

説明 : プロビジョニングする OS のバージョン。

: LinuxRedHat3.0_x86

products_base_config

説明 : プロビジョニングする JET モジュール。

: base_config spsra

client_allocation_base_config

説明 : このクライアントの構築に使用されるメカニズム。デフォルトでは、/opt/jet/etc/jumpstart.conf にあるオプションが使用されます。この特定のクライアントのデフォルトとは異なる動作が必要な場合を除き、この値は空白のままにします。

productdir_base_config

説明 : RedHat Linux ディストリビューションへのパス。jumpstart.conf ファイルの情報と JET サーバーの IP アドレスを使用するには、この値を空白のままにします。パッケージファイルが JET サーバー上に格納されてない場合、パッケージの位置への NFS スタイルのパスを提供します。

patchdir_base_config

説明 : 適用するパッチへのパス。jumpstart.conf ファイルの情報と JET サーバーの IP アドレスを使用するには、この値を空白のままにします。パッチが JET サーバー上に格納されてない場合、パッチの位置への NFS スタイルのパスを提供します。

kickstart_media_base_config

説明 : RedHat Linux 製品媒体の位置。

pxelinux_console_base_config

説明 : PXE ブート環境に渡すコンソールパラメータ。

デフォルト値 : ttyS0,9600

lang_base_config

説明: ターゲットホストにインストールする言語。

: en_US

lang_additional_base_conf

説明 : ターゲットホストにインストールする追加言語。

: fr_FR

keyboard_base_conf

説明 : ターゲットホストで使用するキーボードマッピング。

デフォルト値 : us

mouse_base_config

説明 : ターゲットホストのマウスタイプ。

デフォルト値 : generic3

auth_md5_base_config

説明 : MD5 認証を使用するかどうかを指定します。

デフォルト値 : yes

auth_shadow_base_config

説明 : シャドウパスワードを使用するかどうかを指定します。

デフォルト値 : yes

auth_cache_base_config

説明 : 認証キャッシュを使用するかどうかを指定します。

デフォルト値 : no

auth_nis_enable_base_config

説明 : NIS を有効にするかどうかを指定します (yes/no)。

auth_nis_server_base_config

説明 : NIS サーバーの名前 (auth_nis_enable_base_configyes に設定した場合)。

: nis-1.west.example.com

auth_nis_domain_base_config

説明 : NIS ドメインの名前。

: west.example.com

auth_ldap_enable_base_config

説明 : LDAP を有効にするかどうかを指定します (yes/no)。

auth_ldap_enable_auth_base_config

説明 : ユーザー認証に LDAP を使用するかどうかを指定します (yes/no)。

auth_ldap_server_base_config

説明 : LDAP サーバーの名前。

: ldap.west.example.com

auth_ldap_basedn_base_config

説明 : LDAP サーバーのベースドメイン名。

: west.example.com

auth_ldap_tls_base_config

説明 : LDAP に Transport Layer Security (TLS) プロトコルを使用するかどうかを指定します (yes/no)。

auth_kerberos5_kdcs_base_config

説明 : Kerberos キーディストリビューションセンター (KDC) のリスト。スペース区切りリストのエントリを含みます。

auth_kerberos5_realm_base_config

説明 : Kerberos デフォルトレルムの名前。

auth_kerberos5_adminserver_base_config

説明 : Kerberos 管理サーバーの名前。

auth_hesiod_enabled_base_config

説明 : Hesiod ネームサービスを有効にするかどうかの指定 (yes/no)。

auth_hesiod_right_side_base_config

説明 : /etc/hesiod.conf で設定される Hesiod の right side オプションを使用するかどうかを指定します (yes/no)。

このオプションは、LDAP によるベースドメイン名検索の場合と同じように、情報検索時に、DNS 検索対象の名前を決定するときに Hesiod ライブラリによって使用されます。

auth_hesiod_left_side_base_config

説明 : /etc/hesiod.conf で設定される Hesiod の left side オプションを使用するかどうかを指定します (yes/no)。

このオプションは、LDAP によるベースドメイン名検索の場合と同じように、情報検索時に、DNS 検索対象の名前を決定するときに Hesiod ライブラリによって使用されます。

auth_smb_servers_base_config

説明 : Server Message Block サーバーの名前。SMB は、コンピュータ間でのファイル、プリンタ、シリアルポート、および通信アブストラクション (名前付きパイプ、メールスロットなど) の共有に関するプロトコルです。

auth_smb_workgroup_base_config

説明 : SMB ワークグループの名前。

root_password_encrypted_base_config

説明 : root_password_base_config 変数のターゲットホストの root パスワードが暗号化されているかどうかを指定します (yes/no)。

デフォルト値 : no

root_password_base_config

説明 : ターゲットホストの root パスワード。root_password_encrypted_base_config 変数が yes に設定されている場合は、この変数に暗号化したパスワードを設定します。

デフォルト値 : newroot

timezone_base_config

説明 : ターゲットホストのタイムゾーン。

デフォルト値 : US/Pacific

timezone_utc_base_config

説明 : タイムゾーンが協定世界時で設定されているかどうかを指定します (yes/no)。

デフォルト値 : no

firewall_base_config

説明 : ターゲットホストでファイアウォールを有効にするかどうかを指定します (enabled/disabled)。

デフォルト値 : disabled

firewall_trusted_base_config

説明 : すべてのトラフィックがファイアウォールの通過を許可されている、ネットワークインタフェースのスペース区切りリスト。

: eth0 eth1

firewall_incoming_base_config

説明 : ポート番号およびサービス (ssh、http、dhcp、telnet、smtp、ftp など) のスペース区切りのリスト。service:protocol の形式でサービスの種類と関連するプロトコルを指定することもできます。

: imap:tcp 1234:udp ssh ftp

bootloader_name_base_config

説明 : ターゲットホストをブートし、インストールするブートローダーの名前 (grub/lilo)。

デフォルト値 : grub

bootloader_location_base_config

説明 : ブートローダーの位置。

デフォルト値 : mbr

bootloader_append_base_config

説明 : ブートローダーがカーネルに渡す、カーネルパラメータのスペース区切りリスト。

: hdd=ide-scsi ide=nodma

bootloader_lilo_lba32_base_config

説明 : bootloader_name_base_config 変数に lilo が設定されている場合、この変数はブートローダーが lba32 を使用するかどうかを指定します。

デフォルト値 : yes

bootloader_lilo_linear_base_config

説明 : bootloader_name_base_config 変数に lilo が設定されている場合、この変数はブートローダーが linear を使用するかどうかを指定します。

デフォルト値 : yes

bootloader_grub_password_encrypted_base_config

説明 : bootloader_name_base_config 変数に grub が設定されている場合、この変数は、root_password_base_config 変数の GRUB root パスワードが暗号化されているかどうかを指定します (yes/no)。

: no

bootloader_grub_password_base_config

説明 : ターゲットホストの GRUB root パスワード。bootloader_grub_password_encrypted_base_config 変数が yes に設定されている場合は、この変数に暗号化したパスワードを設定します。

xconfig_card_base_config

説明 : ターゲットホストのビデオカード。

xconfig_videoram_base_config

説明 : ターゲットホストのビデオ RAM。

xconfig_monitor_base_config

説明 : ターゲットホストのモニターモデル。

xconfig_resolution_base_config

説明 : ターゲットホストのモニターの解像度。

xconfig_depth_base_config

説明 : ターゲットホストのモニターの発色数。

xconfig_desktop_base_config

説明 : ターゲットホストで使用するデスクトップソフトウェアを指定します。

bootproto_base_config

説明 : ターゲットホストのブートプロトコル。

デフォルト値 : dhcp

network_interface_base_config

説明 : プロビジョニング中に使用するネットワークインタフェース。

デフォルト値 : :[targetableComponent:linux_network_interface]

ip_base_config

説明 : ターゲットホストの IP アドレス。

デフォルト値 : :[targetableComponent:ethernet_ip_address]

hostname_base_config

説明 : ターゲットホストのホスト名。

デフォルト値 : :[targetableComponent:installPath]

netmask_base_config

説明 : プロビジョニング中に使用するネットマスク。

デフォルト値 : :[targetableComponent:ethernet_netmask]

gateway_base_config

説明 : プロビジョニング中に使用するゲートウェイ。

デフォルト値 : :[targetableComponent:default_router]

nameservers_base_config

説明 : プロビジョニング中に使用するネームサーバーのスペース区切りリスト。

networkifs_base_config

説明 : 構成する追加のネットワークインタフェースを指定します。この変数の値は、ターゲットホスト変数 networkifs_redhat_base_config から算出されます。

: l eth1!--ip 1.2.3.4 --netmask 255.255.255.0 --bootproto static

partition_clear_base_config

説明 : プロビジョニング中に内容を消去するパーティションを指定します。

: all

partition_zerombr_base_config

説明 : マスターブートレコード (MBR) の内容を消去するかどうかを指定します。

デフォルト値 : yes

partition_1_disk_base_config

説明 : 1 番目のパーティションのデバイスを指定します。

デフォルト値 : sda


注 –

パーティション変数は、パーティション 1 から順に定義してください。パーティション 1 から始めなかった場合は、インストールが対話式に切り替わります。


partition_1_mountpoint_base_config

説明 : 1 番目のパーティションのマウントポイントを指定します。

デフォルト値 : /diag

partition_1_fstype_base_config

説明 : 1 番目のパーティションのファイルシステムの種類を指定します。

デフォルト値 : vfat

partition_1_size_base_config

説明 : 1 番目のパーティションのサイズ (M バイト単位) を指定します。

デフォルト値 : 60

partition_1_maxsize_base_config

説明 : 1 番目のパーティションの最大サイズ (M バイト単位) を指定します。

partition_1_grow_base_config

説明 : パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します (yes/no)。

partition_1_primary_base_config

説明 : 強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します (yes/no)。

デフォルト値 : yes

partition_2_disk_base_config

説明 : 2 番目のパーティションのデバイスを指定します。

デフォルト値 : sda

partition_2_mountpoint_base_config

説明 : 2 番目のパーティションのマウントポイントを指定します。

デフォルト値 : /boot

partition_2_fstype_base_config

説明 : 2 番目のパーティションのファイルシステムの種類を指定します。

デフォルト値 : ext3

partition_2_size_base_config

説明 : 2 番目のパーティションのサイズを指定します (M バイト単位)。

デフォルト値 : 100

partition_2_maxsize_base_config

説明 : 2 番目のパーティションの最大サイズを指定します (M バイト単位)。

partition_2_grow_base_config

説明 : パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します (yes/no)。

partition_2_primary_base_config

説明 : 強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します (yes/no)。

デフォルト値 : yes

partition_3_disk_base_config

説明 : 3 番目のパーティションのデバイスを指定します。

デフォルト値 : sda

partition_3_mountpoint_base_config

説明 : 3 番目のパーティションのマウントポイントを指定します。

デフォルト値 : /

partition_3_fstype_base_config

説明 : 3 番目のパーティションのファイルシステムの種類を指定します。

デフォルト値 : ext3

partition_3_size_base_config

説明 : 3 番目のパーティションのサイズを指定します (M バイト単位)。

デフォルト値 : 10000

partition_3_maxsize_base_config

説明 : 3 番目のパーティションの最大サイズを指定します (M バイト単位)。

partition_3_grow_base_config

説明 : パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します (yes/no)。

partition_3_primary_base_config

説明 : 強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します (yes/no)。

partition_4_disk_base_config

説明 : 4 番目のパーティションのデバイスを指定します。

デフォルト値 : sda

partition_4_mountpoint_base_config

説明 : 4 番目のパーティションのマウントポイントを指定します。

デフォルト値 : swap

partition_4_fstype_base_config

説明 : 4 番目のパーティションのファイルシステムの種類を指定します。

デフォルト値 : swap

partition_4_size_base_config

説明 : 4 番目のパーティションのサイズを指定します (M バイト単位)。

デフォルト値 : 1024

partition_4_maxsize_base_config

説明 : 4 番目のパーティションの最大サイズを指定します (M バイト単位)。

partition_1_grow_base_config

説明 : パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します (yes/no)。

partition_4_primary_base_config

説明 : 強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します (yes/no)。

partition_5_disk_base_config

説明 : 5 番目のパーティションのデバイスを指定します。

partition_5_mountpoint_base_config

説明 : 5 番目のパーティションのマウントポイントを指定します。

partition_5_fstype_base_config

説明 : 5 番目のパーティションのファイルシステムの種類を指定します。

partition_5_size_base_config

説明 : 5 番目のパーティションのサイズを指定します (M バイト単位)。

partition_5_maxsize_base_config

説明 : 5 番目のパーティションの最大サイズを指定します (M バイト単位)。

partition_5_grow_base_config

説明 : パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します (yes/no)。

partition_5_primary_base_config

説明 : 強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します (yes/no)。

partition_6_disk_base_config

説明 : 6 番目のパーティションのデバイスを指定します。

partition_6_mountpoint_base_config

説明 : 6 番目のパーティションのマウントポイントを指定します。

partition_6_fstype_base_config

説明 : 6 番目のパーティションのファイルシステムの種類を指定します。

partition_6_size_base_config

説明 : 6 番目のパーティションのサイズを指定します (M バイト単位)。

partition_6_maxsize_base_config

説明 : 6 番目のパーティションの最大サイズを指定します (M バイト単位)。

partition_6_grow_base_config

説明 : パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します (yes/no)。

partition_6_primary_base_config

説明 : 強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します (yes/no)。

partition_7_disk_base_config

説明 : 7 番目のパーティションのデバイスを指定します。

partition_7_mountpoint_base_config

説明 : 7 番目のパーティションのマウントポイントを指定します。

partition_7_fstype_base_config

説明 : 7 番目のパーティションのファイルシステムの種類を指定します。

partition_7_size_base_config

説明 : 7 番目のパーティションのサイズを指定します (M バイト単位)。

partition_7_maxsize_base_config

説明 : 7 番目のパーティションの最大サイズを指定します (M バイト単位)。

partition_7_grow_base_config

説明 : パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します (yes/no)。

partition_7_primary_base_config

説明 : 強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します (yes/no)。

partition_8_disk_base_config

説明 : 8 番目のパーティションのデバイスを指定します。

partition_8_mountpoint_base_config

説明 : 8 番目のパーティションのマウントポイントを指定します。

partition_8_fstype_base_config

説明 : 8 番目のパーティションのファイルシステムの種類を指定します。

partition_8_size_base_config

説明 : 8 番目のパーティションのサイズを指定します (M バイト単位)。

partition_8_maxsize_base_config

説明 : 8 番目のパーティションの最大サイズを指定します (M バイト単位)。

partition_8_grow_base_config

説明 : パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します (yes/no)。

partition_8_primary_base_config

説明 : 強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します (yes/no)。

raid_1_device_base_config

説明 : 使用する RAID デバイスの名前 (md0、md1 など) を指定します。RAID デバイスの範囲は md0 〜 md7 で、それぞれ 1 回使用できます。

例: md0

raid_1_level_base_config

説明 : 1 番目の RAID デバイスのレベル (0、1、または 5) を指定します。

例:1

raid_1_mountpoint_base_config

説明 : 1 番目の RAID デバイスのマウントポイントを指定します。

: raid.01

raid_1_meta_devices_base_config

説明 : 1 番目の RAID デバイスのメタデバイスのスペース区切りリストを指定します。これらのメタデバイスは、partition _n_mountpoint_base_config 変数に raid.number を指定することによって、partition_ 変数で作成します (例: partition_1_mountpoint_base_config=raid.01 )。

raid.01 および raid.02 のパーティション名は、JET base_config モジュールを使用して作成可能です。raid_1_level_base_config 変数を使用して、RAID レベルを 1 に設定する場合は、同じサイズのパーティションを少なくとも 2 つ指定する必要があります。raid_1_level_base_config 変数を使用して、RAID レベルを 5 に設定する場合は、同じサイズのパーティションを少なくとも 3 つ指定する必要があります。

raid_2_device_base_config

説明 : 使用する RAID デバイスの名前 (md0、md1 など) を指定します。RAID デバイスの範囲は md0 〜 md7 で、それぞれ 1 回使用できます。

例: md1

raid_2_level_base_config

説明 : 2 番目の RAID デバイスのレベル (0、1、または 5) を指定します。

例: 1

raid_2_mountpoint_base_config

説明 : 2 番目の RAID デバイスのマウントポイントを指定します。

: raid.02

raid_2_meta_devices_base_config

説明 : 2 番目の RAID デバイスのメタデバイスのスペース区切りリストを指定します。これらのメタデバイスは、partition _n_mountpoint_base_config 変数に raid.number を指定することによって、partition_ 変数で作成します (例: partition_2_mountpoint_base_config=raid.02 )。

raid.01 および raid.02 のパーティション名は、JET base_config モジュールを使用して作成可能です。raid_1_level_base_config 変数を使用して、RAID レベルを 1 に設定した場合は、同じサイズのパーティションを少なくとも 2 つ指定する必要があります。raid_1_level_base_config 変数を使用して、RAID レベルを 5 に設定した場合は、同じサイズのパーティションを少なくとも 3 つ指定する必要があります。

append_kernel_cmdline_base_config

説明 : PXE ブート時のカーネルに対する追加のコマンド行オプション。

clusters_base_config

説明 : インストールするパッケージグループを指定します。

デフォルト値 : Everything

packages_add_base_config

説明 : ターゲットホストにインストールする追加パッケージを含むスペース区切りリスト。

packages_remove_base_config

説明 : ターゲットホストから削除する追加パッケージを含むスペース区切りリスト。

packages_resolvedeps_base_config

説明 : プロビジョニング中のパッケージの依存関係を解消するかどうかを指定します (yes/no)。

packages_ignoredeps_base_config

説明 : プロビジョニング中のパッケージの依存関係を無視するかどうかを指定します (yes/no)。

packages_ignoremissing_base_config

説明 : 存在しないパッケージを無視して、プロビジョニングを継続するかどうかを指定します (yes/no)。

enable_services_base_config

説明 : ターゲットホスト上で有効にする Xinetd サービスのスペース区切りリスト。

postscript_chroot_base_config

説明 : 別のルートディレクトリで JET ポストスクリプトを実行するかどうかを指定します (yes/no)。

bootloader_grub_redirect_fix_base_config

説明 : シリアルコンソールではなく、コンソールにインストール出力をリダイレクトするかどうかを指定します (yes/no)。

一部ハードウェアでは、インストーラによって、ブートローダーにシリアルまたはコンソールディスプレイが正しく設定されません。ハードウェアが GRUB ブートローダーにコンソールへのリダイレクトを正しく設定しない場合は、この変数を yes に設定します。

no_autoreboot_base_config

説明 : インストール後にリブートするかどうかを指定します (yes/no)。

この変数を no に設定した場合は、システムがリブートするまで、ポストインストールスクリプトは実行されません。

script_1_pre_base_config

説明 : JET サーバー上のプリインストールスクリプトの位置を指定します。

script_1_pre_interpreter_base_config

説明 : プリインストールスクリプトのインタプリタを指定します。

script_1_post_base_config

説明 : JET サーバー上のポストインストールスクリプトの位置を指定します。

script_1_post_interpreter_base_config

説明 : ポストインストールスクリプトのインタプリタを指定します。

script_1_post_nochroot_base_config

説明 : 代替ルートディレクトリの jail 内でポストインストールスクリプトを実行するかどうかを指定します。

partitionadd_base_config

説明 : パーティション 9 から始まるパーティションをターゲットホストに追加します。変数値の構文は次のとおりです。

n!disk!mountpoint!fstype!size!maxsize!grow!primary

ここでの各要素の意味は次のとおりです。

n には、パーティション番号を指定します。

disk には、パーティションのデバイスを指定します。

mountpoint には、パーティションのマウントポイントを指定します。

fstype には、パーティションのファイルシステムの種類を指定します。

size には、パーティションのサイズを M バイト単位で指定します。

maxsize には、パーティションの最大サイズを指定します。

grow は、パーティションの拡張を許可するかどうかを指定します。

primary は、このパーティションを強制的にプライマリパーティションにするかどうかを指定します。

変数値には、すべての追加パーティションの情報を含めます。たとえば、9 番目と 10 番目のパーティションを作成する場合は、この変数に、次の例のような値を設定します。

9!sda!/export1!ext3!1000!!!!|10!sda!/export10!jfs!100!2000!yes!!

この値によって、次の変数セットが作成されます。

base_config_partition_9_disk=sda
base_config_partition_9_mountpoint=/export1
base_config_partition_9_fstype=ext3
base_config_partition_9_size=1000
base_config_partition_9_maxsize=
base_config_partition_9_grow=
base_config_partition_9_primary=

base_config_partition_10_disk=sda
base_config_partition_10_mountpoint=/export10
base_config_partition_10_fstype=jfs
base_config_partition_10_size=100
base_config_partition_10_maxsize=2000
base_config_partition_10_grow=yes
base_config_partition_10_primary=
raidadd_base_config

説明 : デバイス 3 から始まる RAID デバイスをターゲットホストに追加します。変数値の構文は次のとおりです。

n!device!level!mountpoint!metadevices

ここでの各要素の意味は次のとおりです。

n には、RAID ボリューム番号を指定します。

device には、RAID ボリュームのデバイスを指定します。

level には、RAID ボリュームの RAID レベルを指定します。

mountpoint には、RAID ボリュームのマウントポイントを指定します。

metadevices には、RAID ボリュームに作成するメタデバイスを指定します。

変数値には、すべての追加パーティションの情報を含めます。raidadd_base_config 変数の基本構文は、partitionadd_base_config 変数の構文と同じです。

scriptpreadd_base_config

説明 : 番号 2 から始まる追加のプリインストールスクリプトを OS プロビジョニングファイルに追加します。変数値の構文は次のとおりです。

n!pre!pre_interpreter

ここでの各要素の意味は次のとおりです。

n には、プリインストールスクリプト番号を指定します。

pre には、プリインストールスクリプトの名前を指定します。

pre_interpreter には、プリインストールスクリプトに使用するインタプリタを指定します。

変数値には、使用するすべての追加プリインストールスクリプトの情報を含めます。scriptpreadd_base_config 変数の基本構文は、partitionadd_base_config 変数の構文と同じです。

scriptpostadd_base_config

説明 : 番号 2 から始まる追加のポストインストールスクリプトを OS プロビジョニングファイルに追加します。変数値の構文は次のとおりです。

n!post!post_interpreter!post_nochroot

ここでの各要素の意味は次のとおりです。

n には、ポストインストールスクリプト番号を指定します。

post には、ポストインストールスクリプトの名前を指定します。

post_interpreter には、ポストインストールスクリプトに使用するインタプリタを指定します。

post_nochroot は、ポストインストールスクリプトを、代替ルートディレクトリの jail 内で実行するかどうかを指定します (yes/no)。

変数値には、使用するすべての追加ポストインストールスクリプトの情報を含めます。scriptpostadd_base_config には、partitionadd_base_config 変数と同じ構文を使用します。