Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (OS Provisioning Plug-In 3.0)

Procedureマスターサーバーを有効にしてセッション ID を使用する

  1. マスターサーバーの構成ファイルを編集します。

    デフォルトでは、このファイルは次の位置にあります。


    /opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.2/server/config/config.properties
  2. これが既存の N1 SPS インストールである場合、次の手順に従ってください。

    1. 次の形式に似たセッション ID エントリを検索します。 config.allowSessionIDOnHosts=masterserver,biss1

    2. イコール記号のあとの値を、OS プロビジョニングサーバーと Solaris ブートおよびインストールサーバーの名前に変更します。

      次に例を示します。config.allowSessionIDOnHosts=myspsserver,sol10bis

  3. これが N1 SPS の新規インストールである場合、次のような行を追加します。config.allowSessionIDOnHosts=masterserver,biss1

    イコール記号のあとの値には、OS プロビジョニングサーバーと Solaris ブートおよびインストールサーバーの名前が含まれている必要があります。

  4. 使用する環境の大域プラン実行タイムアウトを調整します。

    config.properties ファイルの次のエントリを変更します。

    pe.defaultPlanTimeout=12000
    pe.nonPlanExecNativeTimeout=12000

    タイムアウトは秒単位です。タイムアウトは、サイトで予想される最も長いプラン実行処理より長くする必要があります。デフォルトのプランタイムアウトは 30 分 (1800 秒) です。デフォルトのネイティブタイムアウトは 10 分 (600 秒) です。上記の例は任意の値ですが、200 分 (12000 秒) という高い値を設定しています。

  5. これらの変更を有効にするには、マスターサーバーを停止して再起動します。

    n1sps としてマスターサーバーにログインし、次のコマンドを入力します。


    # cr_server stop
    # cr_server start
    

    デフォルトでは、これらのコマンドは次のファイル内にあります。


    /opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.2/server/bin