Oracle Directory Server Enterprise Edition 向け Oracle Fusion Middleware リリースノート

RFC 4511 への準拠

Oracle Directory Server Enterprise Edition 11g Release 1 (11.1.1) の新機能

LDAP の RFC 4511 では、「and」フィルタ選択は、そのすべての構成要素フィルタが TRUE と評価される場合に TRUE と評価されると述べられています。実際には、「and」フィルタ選択の結果は、単独で適用された個々の構成要素フィルタすべてに一致する一連のエントリです。

Directory Server の以前のバージョンでは、(&(attr>=v1)(attr<=v2)) という形式のフィルタは、v1...v2 の範囲の値を持つエントリとして解釈されていました。複数値属性の場合、エントリの値が両方の構成要素フィルタに一致しても、値自体は v1 より小さい場合や v2 より大きい場合もあるため、この解釈は限定的すぎます。

Directory Server では、compat-flagno-rfc4511 に設定された場合を除き、デフォルトで RFC 4511 の動作が実装されるようになりました。