Sun OpenSSO Enterprise 8.0 リリースノート

OpenSSO Enterprise 8.0 のハードウェアおよびソフトウェア要件


注 –

Sun Microsystems 社のフルサポートが提供されるのは、この節で説明している OpenSSO Enterprise 8.0 のハードウェアおよびソフトウェア要件を満たす配備環境のみです。ここに記載された要件を満たさない環境では、サポートは提供されません。

OpenSSO Enterprise 8.0 のサポートされるハードウェアおよびソフトウェア要件に記載どおりに従っていない環境の場合、Sun Microsystems 社は一切の責任を負わないものとします。インストールおよび配備作業を始める前に、Sun プロフェッショナルサービスに相談することを強くお勧めします。ただし、追加費用が発生する場合もあります。


OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされるプラットフォーム

表 1 OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされるプラットフォーム

プラットフォーム 

サポートされる Web コンテナ 

SPARC、x86、および x64 システムの Solaris 10 OS 

SPARC および x86 システムの Solaris 9 OS 

Tomcat のみを使用する Geronimo Application Server 2.1.1 を除く、「OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web コンテナ」すべて

OpenSolaris 

Glassfish Application Server V2 UR1 および UR2 

Apache Tomcat 6.0.18 

Red Hat Enterprise Linux 5 (Base および Advanced Platform、AMD サーバー上の 64 ビット版) 

Red Hat Enterprise Linux 4 サーバー (Base および Advanced Platform、AMD サーバー上の 64 ビット版) 

Geronimo を除く、「OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web コンテナ」すべて

Ubuntu 8.0.4 

Glassfish Application Server V2 UR1 および UR2 

Apache Tomcat 6.0.18 

Windows Server 2003 Standard Edition 

Windows Server 2003 Enterprise Edition 

Windows Server 2003 Datacenter Edition 

Geronimo を除く、「OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web コンテナ」すべて

64 ビットサーバー上の Windows Server 2003 R2 

「OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web コンテナ」すべて

Windows XP 

Windows Vista 

Oracle Server、JBoss Application Server、および Geronimo を除く、「OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web コンテナ」すべて

Windows 2008 Server 

Glassfish Application Server V2 UR1 および UR2 

Apache Tomcat 6.0.18 

IBM AIX 5.3 

IBM WebSphere Application Server 6.1 

:

  • これらのベースリリースのパッチや更新の OpenSSO Enterprise でのサポートについては、たとえば、Red Hat Linux 4.7 または Red Hat Linux 5.2 のあとに続くパッチおよび更新はサポートされています。

  • サポートされる OpenSSO Enterprise の Web コンテナがオペレーティングシステムの 32 ビットモードと 64 ビットモードをサポートする場合、OpenSSO Enterprise もそのオペレーティングシステムの 32 ビット版と 64 ビット版をサポートします。

OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web コンテナ

表 2 OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web コンテナ

Web コンテナ 

考慮事項 

Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 および Update 2 

ダウンロード: http://www.sun.com/download/index.jsp

Glassfish Application Server V2 UR1 および UR2 

Glassfish サイト: https://glassfish.dev.java.net/

Glassfish のダウンロード: 

Glassfish V2 UR1: https://glassfish.dev.java.net/downloads/v2ur1-b09d.html

Glassfish V2 UR2: https://glassfish.dev.java.net/downloads/v2ur2-b04.html

Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 (32 ビットおよび 64 ビット) 

ダウンロード: http://www.sun.com/download/index.jsp

Update 3 のみ。Updates 1 と 2 はサポートされていません。

Apache Tomcat 5.5.27 および 6.0.18 以降 

http://tomcat.apache.org/ を参照してください。

Oracle WebLogic Server 9.2 MP2 

http://www.oracle.com/appserver/index.html を参照してください。

Oracle WebLogic Server 10 

http://www.oracle.com/appserver/index.html を参照してください。

次のサイトに示されるオペレーティングシステムでサポートされます。 

http://e-docs.bea.com/platform/suppconfigs/configs100/100_over/overview.html#1122259

Oracle Application Server 10g 

http://www.oracle.com/technology/products/database/oracle10g を参照してください。

Version 10.1.3.1 がサポートされます。 

IBM WebSphere Application Server 6.1 

http://www-01.ibm.com/software/webservers/appserv/was/ を参照してください。

Apache Geronimo Application Server 2.1.1 

http://geronimo.apache.org/ を参照してください。

Solaris システムで Tomcat のみを使用する場合にサポートされます。

JBoss Application Server 4.x 

http://www.jboss.com/ を参照してください。

Web コンテナごとの考慮事項や配備前の作業などの詳細については、『Sun OpenSSO Enterprise 8.0 Installation and Configuration Guide』の第 2 章「Deploying the OpenSSO Enterprise Web Container」を参照してください。

OpenSSO Enterprise 8.0 の JDK 要件

表 3 OpenSSO Enterprise 8.0 の JDK 要件

OpenSSO Enterprise 8.0 

サポートされる JDK のバージョン 

サーバー 

JDK 1.5.x または 1.6.x 

サポートされる Web コンテナ上の 64 ビット JVM 

Solaris 仮想記憶要件。Solaris システムの場合、特に JVM がヒープサイズ 4G バイトを超える 64 ビットモードで設定された場合は、JVM ヒープサイズの 2 倍以上の容量の仮想記憶を設定してください。そのため、オペレーティングシステムのスワップ領域を増やす必要が生じる可能性があります。

クライアント (OpenSSO SDK) 

JDK 1.4.x、1.5.x、または JDK 1.6.x 

OpenSSO Enterprise 8.0 のデータストア要件

表 4 OpenSSO Enterprise 8.0 のデータストア要件

データストアの種類 

サポートされるデータストア 

設定データストア 

(サービス管理データストアとも呼ばれる) 

  • Sun Java System Directory Server 5.2、6.0、6.2、および 6.3

  • OpenSSO 設定データストア

ユーザーデータストア  

  • Sun Java System Directory Server 6.3

  • Windows Server 2003 R2 上の Microsoft Active Directory 2003

  • IBM Tivoli Directory Server 6.1

  • OpenSSO ユーザーデータストア

    : OpenSSO ユーザーデータストアは、製品の配備ではサポートされません。プロトタイプ、POC (proof of concept)、または少数のユーザーから成る開発者配備用としてのみ推奨されます。

データストアの詳細については、『Sun OpenSSO Enterprise 8.0 Deployment Planning Guide』の第 2 章「Building the Deployment Architecture」を参照してください。

OpenSSO Enterprise 8.0 のセッションフェイルオーバー要件

表 5 OpenSSO Enterprise 8.0 のセッションフェイルオーバー要件

コンポーネント 

要件 

OpenSSO Enterprise 8.0 

2 つ以上の OpenSSO Enterprise インスタンスが異なるホストサーバー上で動作して、ロードバランサの背後にあるサイトとして設定されるようにします。 

ロードバランサについては特に要件はありません。ただし、一般には cookie ベースのセッション維持型設定をサポートするロードバランサのほうが、パフォーマンスは高くなります。 

Sun Java System Message Queue 4.1 

Message Queue ブローカを異なるサーバー上のクラスタモードで実行してください。 

Oracle Berkeley DB 4.6.18 

Berkeley DB のクライアントとデータベースは Message Queue ブローカと同じサーバー上に配備してください。 

Message Queue ブローカと Berkeley DB は OpenSSO Enterprise インスタンスを実行しているのと同じサーバー上に配備できます。ただし、異なるサーバー上にブローカをインストールしたほうが、パフォーマンスは高くなります。 

詳細については、『Sun OpenSSO Enterprise 8.0 Installation and Configuration Guide』の第 8 章「Implementing OpenSSO Enterprise Session Failover」を参照してください。

OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされるポリシーエージェント

表 6 OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされるポリシーエージェント

ポリシーエージェントのバージョン 

OpenSSO Enterprise サポート 

Version 3.0 のポリシーエージェント 

OpenSSO Enterprise は、新しい version 3.0 の J2EE と Web ポリシーエージェントを、version 3.0 の新機能とともにサポートします。 

利用できる version 3.0 エージェントなど詳細については、http://docs.sun.com/coll/1322.1 を参照してください。

Version 2.2 のポリシーエージェント 

OpenSSO Enterprise は、version 2.2 の J2EE と Web ポリシーエージェントをサポートします。 

ただし、OpenSSO Enterprise とともに配備した場合、version 2.2 のポリシーエージェントでは version 2.2 の機能を使用し続けてください。たとえば、エージェントの設定データはそのエージェントの AMAgent.properties ファイルにローカルに保存され、OpenSSO Enterprise の集中エージェント設定はサポートされません。

利用できる version 2.2 エージェントなど詳細については、http://docs.sun.com/coll/1809.1 を参照してください。

Version 2.1 のポリシーエージェント 

OpenSSO Enterprise は version 2.1 のポリシーエージェントをサポートしません。

OpenSSO Enterprise 8.0 のハードウェア要件

表 7 OpenSSO Enterprise 8.0 のハードウェア要件

コンポーネント 

要件 

RAM 

プロトタイプまたは開発者配備: 1G バイト 

本稼働配備: 4G バイトを推奨 

ディスク容量 

コンソールつきサーバー、サーバーのみ、またはコンソールのみの OpenSSO Enterprise 配備については次のとおりです。 

  • サーバー: OpenSSO Enterprise のバイナリファイルおよび設定データ用に 512M バイト

  • ログファイル: コンテナのログファイルを含めたログファイル用に 7G バイト

クライアント SDK 配備については次のとおりです。 

  • クライアント SDK: 100M バイト以上

  • ログファイル: デバッグレベル (com.iplanet.services.debug.level) が message に設定されている場合、デバッグログ用に 5 GB を推奨

ログファイルについての考慮事項: ログファイル要件は実際の本稼働時の負荷によって変化するため、適宜調整可能です。ディスク容量要件は、デフォルトの 100M バイトのログファイルサイズ、ログファイルの種類ごとに 1 つの履歴ファイル、という条件で算出しています。次の点に注意してください。

  • 特にデバッグレベルを message に設定している場合には、デバッグログファイルを定期的に削除します。

  • logs ディレクトリにある .access ログと .error ログのサイズと内容を定期的にチェックします。

  • 最も古いファイルから削除できるよう、ログローテーションの設定を検討します。

OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web ブラウザ

表 8 OpenSSO Enterprise 8.0 でサポートされる Web ブラウザ

ブラウザ 

プラットフォーム 

Firefox 2.0.0.x および 3.0.x 

Windows Vista、Windows XP、および Windows Server 2003 

Solaris OS、バージョン 9 および 10 

Red Hat Linux 4 および 5 

Firefox 1.0.7 および 1.5 

Windows XP 

Windows 2000 

Solaris OS、バージョン 9 および 10 

Red Hat Linux 4 および 5 

Microsoft Internet Explorer 7 

Windows Vista、Windows XP、および Windows Server 2003 

Microsoft Internet Explorer 6.0 SP1  

Windows XP 

Microsoft Internet Explorer 6.0 SP1 

Windows 2000 

Mozilla 1.7.12 

Solaris OS、バージョン 9 および 10 

Windows XP 

Windows 2000 

Red Hat Linux 4 および 5