Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0 管理者マニュアル

スペア SSP での Capacity on Demand の使用

Capacity on Demand を使用するシステムでスペア SSP を使用している場合、メイン SSP、スペア SSP とも、Solaris オペレーティング環境、SSP ソフトウェア、COD ソフトウェアはいずれも同一のバージョンである必要があります。

また、Capacity on Demand のライセンスキーをメイン SSP および スペア SSP の両方にインストールする必要があります (あるいは、ライセンスファイルをメイン SSP からスペア SSP にコピーしてください)。さらに /var/opt/SUNWssp/.ssp_private ディレクトリにある cod_resource ファイルと blacklist(4) ファイルを、メイン SSP からスペア SSP にコピーしてください。これらのファイルは、ssp_backup(1M) コマンドでメイン SSP のバックアップを行ったり、ssp_restore(1M) でスペア SSP 上のバックアップファイルを復元するときにもコピーされます。ssp_backup(1M) コマンドは、Capacity on Demand ソフトウェアで必要なファイルも含めて、SSP 環境を保存します。

新規のライセンスキーをライセンスファイルに追加する場合や、メイン SSP 上のcod_resource ファイルや blacklist(4) ファイルを変更する場合、メイン SSP のバックアップや、スペア SSP にあるバックアップファイルからの復元、または変更したファイルのスペア SSP へのコピーなどの操作は、確実に行ってください。

メイン SSP からスペア SSP への切り替え

メイン SSP からスペア SSP に切り替える手順については、『Sun Enterprise 10000 SSP 3.1.1 User Guide』で説明しています。このマニュアルで説明されている手順に加えて、スペア SSP に切り替える前に、メイン SSP 上のファイルをスペア SSP にバックアップして、次のファイルをスペア SSP にコピーしておく必要があります。