Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0 管理者マニュアル

Capacity on Demand のログ機能

Capacity on Demand のログ機能は、セキュアログファイル (/var/opt/SUNWssp/adm の cod.log ファイル) にライセンス違反メッセージを記録する機能を提供します。このログファイルはセキュリティー保護されており、変更することはできません。次のような場合に、このログファイルにメッセージが記録されます。

Capacity on Demand 1.0 ソフトウェアは、cron(1M) によって実行されるスクリプトも提供します。このスクリプトは、セキュアログファイルを添付した電子メールを月毎にサンに送信します。このとき現在のログは新しいファイルに保存され、古いログは消去されます。セキュアログファイルは、過去 12 ヶ月分が上書きされずに保持されます。この電子メールの送付先アドレスは、cod_resource(4) ファイルの SunAddr リソースで指定されます。各システムの電子メールシステムに対応させるため、SunAddr に指定するメールアドレスは書き換えが可能です。

Capacity on Demand 1.0 ソフトウェアには、サンの保守スタッフがセキュアログファイルの有効性を確認する codcheck(1M) ユーティリティーも用意されています。