Solaris 9 オペレーティング環境で 以下の場合に、Motif プログラムをコンパイルすると問題が発生します。
Solaris 2.4、2.5、2.5.1、2.6 のいずれかのオペレーティング環境でコンパイルした共有ライブラリにリンクしている
古いバージョンのライブラリも Motif Application Programming Interface (API) を使用している
上記の旧バージョンの Solaris オペレーティング環境でコンパイルされた共有ライブラリは Motif 1.2 を使用しており、Solaris 9 オペレーティング環境でコンパイルされたプログラムは Motif 2.1 を使用しているためです。これはバイナリ互換の問題ではないので、Solaris 2.4、2.5、2.5.1、2.6 オペレーティング環境でコンパイルしたアプリケーションは、Solaris 8 オペレーティング環境において問題なく動作します。
回避方法 : 古いバージョンの共有ライブラリがMotif ライブラリに直接リンクされている場合に、Motif ライブラリとその古いバージョンの共有ライブラリの両方にリンクされているプログラムを、Solaris 9 オペレーティング環境でコンパイルするには、次のようなコンパイル行を使用してください。
% cc foo.c -o foo -DMOTIF12_HEADERS -I/usr/openwin/include ¥ -I/usr/dt/include -lXm12 -lXt -lX11 |