説明 |
リリース |
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Multiple Page Size Support Multiple Page Size Support (MPSS) により、プログラムはハードウェアがサポートする任意のページサイズを使用して仮想メモリーの各部にアクセスできます。以前のリリースでは、プログラムのスタック、ヒープ、または mmap() で割り当てられた Anonymous Memory に 8K バイトのページしか利用できませんでした。 MPSS を使用すると、この種のパフォーマンスチューニングが役立つように具体的なメモリーページサイズを設定して以前のアプリケーションを実行できます。メモリーを多く消費するプログラムでは、大きなページサイズを使用することでパフォーマンスが著しく向上する場合があります。 詳細は、pagesize(1)、mpss.so.1(1)、および ppgsz(1) のマニュアルページを参照してください。 |
Solaris 9 |
マルチスレッドライブラリの向上 以前のリリースの Solaris ソフトウェアで libthread の代替として提供されていたマルチスレッドライブラリが改良されて、より高速化されました。 詳細は、『マルチスレッドのプログラミング』と threads(3THR) のマニュアルページを参照してください。 |
Solaris 9 |
Solaris Network Cache and Accelerator (NCA) Solaris Network Cache and Accelerator には、ソケットインタフェースが追加されました。このインタフェースにより、最小限の変更を行うだけで、すべての Web サーバーが NCA と通信できます。「ネットワーキング機能」を参照してください。 |
Solaris 8 7/01 |
サーバーのパフォーマンス向上 仮想ページと物理ページ、およびこれらのキャッシュ書き込みを制御するアルゴリズムが拡張されました。これらの拡張により、サーバーにおける一般的なユーザー負荷で、サーバーのシステムパフォーマンスが約 10% 向上します。 |
Solaris 8 1/01 |
Dynamic Intimate Shared Memory (DISM) Dynamic Intimate Shared Memory (DISM) により、データベース内の共有データセグメントのサイズを、動的に縮小または拡大できるようになりました。DISM では、Intimate Share Memory (ISM) の課題である、構成に失敗する問題や、サービス妨害などのセキュリティの脆弱性が解決されています。 ISM とは、ロックされた多数のメモリーページで構成された、共有メモリーの 1 セグメントです。ISM に割り当て可能なロックされたページの数は一定です (変更できません)。これに対して Dynamic ISM (DISM) は、ページング可能な ISM 共有メモリーであり、DISM に割り当て可能なロックされたページの数は可変です (変更できます)。したがって DISM を使用すると、動的再構成中に、システム上の物理メモリーを解放したり、新たに追加したりすることができます。DISM のサイズは、使用可能な物理メモリーとディスクのスワップ容量の合計値以内であれば、自由に変更できます。 shmop(2) のマニュアルページを参照してください。 |
Solaris 8 1/01 |