Solaris 9 オペレーティング環境の概要

リムーバブルメディアの管理

説明  

リリース 

cdrw コマンドによる CD ファイルシステムの書き込み

cdrw コマンドを使用して、Rock Ridge または Joliet 拡張の CD ファイルシステムを CD-R または CD-RW メディアデバイスに書き込むことができます。

cdrw コマンドを使用して、以下のことを実行することができます。

  • データ CD を作成する

  • オーディオ CD を作成する

  • オーディオ CD からオーディオデータを抽出する

  • CD をコピーする

  • CD-RW メディアを消去する

推奨される CD-R または CD-RW デバイスの詳細は、以下の Web サイトを参照してください。 

http://www.sun.com/io_technologies/pci/removable.html

このコマンドの使用方法の詳細は、cdrw(1) のマニュアルページを参照してください。

Solaris 9 

リムーバブルメディアの管理機能の向上

このリリースではボリューム管理機能が向上し、リムーバブルメディアが完全にサポートされるようになりました。この機能向上により、DVD-ROM、Iomega および Universal Serial Bus (USB) Zip ドライブ、Jaz ドライブ、CD-ROM、フロッピーディスクなどを挿入してマウントし、読み取りができるようになりました。 

共通デスクトップ環境 (CDE) と Solaris コマンド行の機能強化により、以下の内容が可能になりました。

  • 新しい rmformat コマンドを使用してリムーバブルメディアのフォーマット、ラベル付け、読み取りまたは書き込みソフトウェア保護の設定を行う。このコマンドは、リムーバブルメディアをフォーマットする fdformat コマンドに代わる

  • mkfs_pcfs コマンドおよび fsck_pcfs コマンドを使用してリムーバブルメディアに PCFS ファイルシステムを作成して検証する

  • Intel システムへのデータ転送を簡単にするため、SPARCTM システム上のリムーバブルメディアに fdisk パーティションと PCFS ファイルシステムを作成する

コマンド行インタフェースを使用してリムーバブルメディアを管理する方法については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』を参照してください。CDE のファイルマネージャを使用してリムーバブルメディアを管理する方法については、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

Solaris 8 6/00 

Solaris 8 10/00 で更新