Solaris 9 オペレーティング環境の概要

デバイスドライバの作成

説明  

リリース 

フレームバッファ電源管理

テープドライブやフレームバッファなどのデバイスの中には、ドライバが切り離されたときに (電源の短時間でのオンオフでも) 電力供給が低下しないように設定しなければならないものがあります。新しいインタフェース ddi_removing_power(9F) は、ある処理が中断された場合に、デバイスへの電力供給が失われるかどうかを検査します。また、デバイスに新しいプロパティ no-involuntary-power-cycles を指定すると、そのデバイスへの電力供給が突然止まってしまわないように設定できます。

詳細は、 ddi_removing_power(9F)no-involuntary-power-cycles(9P) のマニュアルページを参照してください。

Solaris 9 

Sun StorEdge Traffic Manager

Sun StorEdge Traffic Manager は、ファイバチャネルにアクセス可能なストレージなどの入出力デバイスの複数パスをサポートします。この機能は、障害の発生したインタフェースカードまたはストレージデバイスから、使用可能なカードまたはデバイスに要求をリダイレクトすることによって、複数のデバイス間での作業負荷のバランスを保ち、信頼性を向上させます。 

Solaris 9 

ドライバフォルトインジェクタハーネス

ドライバフォルトインジェクタハーネス (Driver Fault Injector Harness) は、Solaris デバイスドライバの開発ツールです。開発中のドライバがハードウェアにアクセスするときに、このハーネスによってハードウェア障害のさまざまなシミュレーションが投入されます。このハーネスは、SPARC ベースのテスト障害状態をテストします。 

詳細は、th_define(1M)th_manage(1M) のマニュアルページを参照してください。

Solaris 8 1/01 

Generic LAN ドライバ

ドライバ開発者は、Generic LAN ドライバ (GLD) を使用して Solaris ネットワークドライバに必要な STREAMS および Data Link Provider Interface (DLPI) 機能の大部分を実装できます。Solaris 8 10/00 より前のリリースでは、GLD モジュールを利用できるのは、Solaris の Intel 版ネットワークドライバに限定されていました。Solaris 8 10/00 からは、Solaris オペレーティング環境の SPARC 版ネットワークドライバでも GLD を利用できます。

詳細は、『Writing Device Drivers』の「Drivers for Network Devices」を参照してください。

Solaris 8 10/00