Solaris Java Plug-in ユーザーズガイド

第 2 章 従来の APPLET タグの使用

APPLET タグのサポート

Java Plug-in は、アプレットの起動用に HTML APPLET タグをサポートするようになりました。 ユーザは、ブラウザを設定することにより、APPLET タグを処理するために JRE 1.4.0 をデフォルトの実行環境にできます。

開発者は、Java Plug-in 拡張機能を使用することにより、HTML Converter や OBJECT タグを使用せずにアプレット Web ページを配備し、かつユーザが最新の JRE および Java Plug-in を使用してコードを実行することを保証できます。

現在、Java Plug-in は APPLET タグをサポートしますが、独自の技術を使用するアプレットはサポートしません。そのような技術には、以下が含まれます。

OBJECT タグとの互換性

このリリースの Java Plug-in は、APPLET タグを使用したアプレットの起動をサポートします。ただし、以前の Java Plug-in リリースとの完全な下位互換性を保持するため、OBJECT タグを使用したアプレットの起動もサポートします。開発者は、HTML Converter を使用することにより、OBJECT タグを使用してアプレットの Web ページを従来通り設定できます。

サポートするブラウザ

Java Plug-in は、次のブラウザ上で APPLET タグをサポートします。

以前のクラスファイルの更新

この Java Plug-in リリースに関連した新規 Java Runtime Environment が、以前のコンパイラで生成されたクラスファイルを実行できないことがあります。この場合、この種のクラスファイルをロードしようとすると、仮想マシンが java.lang.ClassFormatError をスローするという現象がよく見られます。この障害は、このリリースの変更とは特に関係がありません。 原因は、以前のバイトコードコンパイラがクラスファイルを生成する際、ある状況下で適切なクラスファイル形式に厳密には準拠しないことです。最近の仮想マシン実装では、適切なクラスファイル形式が厳密に適用されるため、不適切な形式の以前のクラスファイルをロードしようとすると、エラーが発生することがあります。以前のクラスファイルでよく発生する問題の一部を、次に示します (この一覧にすべてが網羅されているわけではありません)。

この種の問題は、最新の Java 2 SDK に付属の Javac バイトコードコンパイラでクラスを再コンパイルすることで回避できます。サードパーティ製のオブファスケータを使用する場合は、適切なクラスファイル形式のクラスファイルを生成するものを使用してください。