ikeadm コマンドを実行すると、IKE 構成ファイルの構文チェック、IKE デーモンプロセスの要素の表示、および IKE デーモンに渡すパラメータの変更を行うことができます。また、統計情報の収集、IKE プロセスのデバッグを行うこともできます。それらのオプションの例と詳細については、ikeadm(1M) のマニュアルページを参照してください。実行する IKE デーモンの権限レベルにより、表示および変更可能な IKE デーモンの要素が決まります。権限レベルは 3 つあります。
0x0 (基本レベル) — 権限の基本レベルでは、キー情報を表示または変更できません。 基本レベルは、in.iked デーモン実行時のデフォルトレベルになります。
0x1 (modkeys レベル) — 権限の modkeys レベルでは、事前共有鍵を削除、変更、または追加できます。
0x2 (keymat レベル) — 権限の keymat レベルでは、ikeadm コマンドを指定して実際のキー情報を表示できます。
ikeadm コマンドのセキュリティについては、ipseckey コマンドのセキュリティと同様です。 詳細については、セキュリティについてを参照してください。