オブジェクトとテーブルエントリは異なる構文を使います。
オブジェクトは単純なオブジェクト名を使います。
テーブルエントリはインデックス付きの名前を使います。
オブジェクト
| objectname | 
テーブルエントリ
| [columnname=value],tablename | 
この場合、角括弧 ( [ ] ) は構文の一部であり、オプション記号ではありません。
インデックス付きの名前では、列と値のペアを複数指定できます。その場合、操作はすべての列と値のペアに一致するエントリにだけ適用されます。列と値のペアが増えると、検索条件が厳しくなります。
例を次に示します。
表 15-11 オブジェクトとエントリ - 例| 種類 | 例 | 
|---|---|
| オブジェクト | hosts.org_dir.sales.doc.com. | 
| テーブルエントリ | `[uid=33555],passwd.org_dir.Eng.doc.com.' | 
| 2 つの値のテーブルエントリ | `[name=sales,gid=2],group.org_dir.doc.com.' | 
列はインデックス付きの名前の特殊な形式になっています。列の操作は nistbladm コマンドでだけ可能なため、詳細については 「nistbladm コマンド」を参照してください。