Solaris ボリュームマネージャの管理

ホットスペア集合とボリュームを対応付けるには

  1. 「Solaris ボリュームマネージャ要素を作成するための前提条件」を確認します。

  2. 次のどちらかの方法でホットスペア集合と RAID 5 ボリュームまたはサブミラーを対応付けます。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ディスク」から「ボリューム (Volumes) 」を開き、ボリュームを選択します。「アクション (Action) 」、「プロパティ (Properties) 」の順に選択し、「ホットスペアプール (Hot Spare Pool) 」パネルを選択して、「ボリュームに割り当て (Attach HSP) 」を選択します。 詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metaparam コマンドを実行します。


      metaparam -h hot-spare-pool component
      
      -h

      ホットスペア集合とボリュームを対応付けることを意味します。

      hot-spare-pool

      ホットスペア集合の名前です。

      component

      ホットスペア集合に対応付けるサブミラーまたは RAID 5 ボリュームの名前です。

      詳細は、metaparam(1M) のマニュアルページを参照してください。

例 - ホットスペア集合とサブミラーを対応付ける


# metaparam -h hsp100 d10
# metaparam -h hsp100 d11
# metastat d0
d0: Mirror
    Submirror 0: d10
      State: Okay        
    Submirror 1: d11
      State: Okay        
...
 
d10: Submirror of d0
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp100
...
 
 
d11: Submirror of d0
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp100
...

この例では、-h オプションを指定して、ホットスペア集合 hsp100 をミラー d0 のサブミラー d10 d11 に対応付けます。metastat コマンドを実行して、ホットスペア集合と 2 つのサブミラーが対応付けられていることを確認します。

例 - ホットスペア集合と RAID 5 ボリュームを対応付ける


# metaparam -h hsp001 d10
# metastat d10
d10: RAID
    State: Okay        
    Hot spare pool: hsp001
...

-h オプションを指定して、ホットスペア集合 hsp001 と RAID 5 ボリューム d10 を対応付けます。metastat コマンドを実行して、ホットスペア集合と RAID 5 ボリュームが対応付けられていることを確認します。