Solaris のシステム管理 (基本編)

ボリューム管理を使って行える操作

ボリューム管理を使用すると、手動によるマウントの場合と同様にリムーバブルメディアにアクセスできますが、その操作ははるかに容易になり、スーパーユーザーになる必要もありません。リムーバブルメディアは、操作しやすいように、覚えやすい位置にマウントされます。

表 17-2 ボリュームマネージャによって管理されたリムーバブルメディア上のデータにアクセスする方法

アクセスするデータ 

操作 

ファイルを検索する場所 

最初のフロッピーディスク上のファイル 

フロッピーディスクを挿入して、volcheck と入力する

/floppy

最初のリムーバブルハードディスク上のファイル 

リムーバブルハードディスクを挿入して、volcheck と入力する

/rmdisk/jaz0 または /rmdisk/zip0

最初の CD 上のファイル 

CD を挿入して、数秒間待つ 

/cdrom/volume-name

最初の DVD 上のファイル 

DVD を挿入して、数秒間待つ 

/dvd/volume-name

最初の PCMCIA 上のファイル 

PCMCIA を挿入して、数秒間待つ 

/pcmem/pcmem0

システムに複数の種類のリムーバブルメディアデバイスがある場合は、そのアクセスポイントについて、次の表を参照してください。

表 17-3 リムーバブルメディアにアクセスする場所

リムーバブルメディアデバイス 

ファイルシステムにアクセスするためのパス  

raw データにアクセスするための場所 

最初のフロッピーディスクドライブ 

/floppy/floppy0

/vol/dev/aliases/floppy0

2 番目のフロッピーディスクドライブ 

/floppy/floppy1

/vol/dev/aliases/floppy1

最初の CD-ROM ドライブ 

/cdrom/cdrom0

/vol/dev/aliases/cdrom0

2 番目の CD-ROM ドライブ 

/cdrom/cdrom1

/vol/dev/aliases/cdrom1

最初のリムーバブルハードディスク 

/rmdisk/jaz0/rmdisk/jaz1

/rmdisk/zip0/rmdisk/zip1

/vol/dev/aliases/jaz0

/vol/dev/aliases/zip0

最初の PCMCIA ドライブ 

/pcmem/pcmem0

/vol/dev/aliases/pcmem0