Solaris のシステム管理 (基本編)

例 - CacheFS ファイルシステムをマウントする (mount)

次の例は、NFS ファイルシステム merlin:/docs/docs という CacheFS ファイルシステムとして、/local/mycache というキャッシュにマウントする方法を示しています。


# mkdir /docs
# mount -F cachefs -o backfstype=nfs,cachedir=/local/mycache merlin:/docs /docs

次の例は、Solaris 9 SPARC CD (HSFS ファイルシステム) を /cfssrc という CacheFS ファイルシステムとして使用できるようにする方法を示しています。CD には書き込めないので、引数 ro を指定して CacheFS ファイルシステムを読み取り専用にします。この例では、vold を実行していないものとします。


# mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t6d0s0 /sol9
# mount -F cachefs -o backfstype=hsfs,cachedir=/cfs/cache,ro,noconst,
backpath=/sol9 /dev/dsk/c0t6d0s0 /cfssrc
# ls /cfssrc
Copyright  Solaris_9

次の例は、vold を実行しながら、Solaris 9 SPARC CD を CacheFS ファイルシステムとしてマウントする方法を示しています。


# mount -F cachefs -o backfstype=hsfs,cachedir=/cfs/cache,ro,noconst,
backpath=/cdrom/sol_9_sparc/s0 /vol/dev/dsk/c0t2d0/sol_9_sparc/s0 /cfssrc

次の例は、vold を実行しながら、CD を CacheFS ファイルシステムとしてマウントする方法を示しています。


# mount -F cachefs -o backfstype=hsfs,cachedir=/cfs/cache,ro,noconst,
backpath=/cdrom/epson /vol/dev/dsk/c0t2d0/epson /drvrs

次の例では、demandconst オプションを使用して、NFS CacheFS ファイルシステム /docs の整合性チェックを指定します。/docs のバックファイルシステムは merlin:/docs です。詳細は、「CacheFS ファイルシステムの整合性チェック」を参照してください。


# mount -F cachefs -o backfstype=nfs,cachedir=/local/mycache,demandconst merlin:/docs /docs