機能強化された Java Platform Debugger Architecture を含んだ J2SE 1.4.0 は、次の新しい機能を持つようになりました。
Java HotSpotTM 仮想マシンは現在「フルスピードデバッグ」を使用します。以前のバージョンの Java HotSpot では、デバッグが有効であると、プログラムはインタプリタを使用した場合にのみ実行できました。現在では、Java HotSpot 技術の性能を完全に活用でき、デバッグを有効にしたままプログラムを実行できるようになりました。性能が改善されたことによって、実行に時間がかかるプログラムでも簡単にデバッグできます。また、テストをフルスピードで行い、デバッガを起動して例外を発生させることもできます。
HotSwap 機能が追加されて、デバッガの制御下にある間でもクラスを更新できるようになりました。
EventRequests は現在インスタンスフィルタを指定できるようになり、要求によって生成されるイベントを、現在実行しているインスタンスが指定されたオブジェクトであるイベントだけに制限できるようになりました。
Java Platform Debugger Architecture が強化されて、Java プログラミング言語以外のソースを Java プログラミング言語ソースに変換してデバッグできるようになりました。
ターゲットの VM 終了通知を制御する要求を発行できるようになって、クリーンシャットダウン同期を行うことができるようになりました。