国際化対応言語環境の利用ガイド

共有オブジェクトファイルの作成

共有オブジェクトファイルを作成する例を以下に示します。

mp.conf の適切なセクションに次の行を追加することによってフォントを追加します。次の例では TrueType フォントを追加します。キーワードを TrueType から PCF に変更すれば、PCF フォントの追加にも使用できます。

FontNameAlias   jis0201R TrueType /home/fn/HG-Minchol.ttf
FontGroup     jis0201 TrueType jis0201R
MapCode2Font  0x0020 	0x007f  jis0201
CnvCode2Font   jis0201R 	 _ttfjis0201 <.so path>

.so パスでは、xu2jis0201.so ファイルをポイントします。

変更した mp.conf ファイルを使って mp(1) を呼び出すと、0x0020 から 0x007f の範囲が新しいフォントで印刷されます。さらに、同じso ファイルを使って、他の日本語の範囲 (たとえば、 0x0000FF61 から 0x0000FF9F) を印刷することができます。

後方互換性を保つために、現在のロケールでの出力には、/usr/openwin/lib/locale/$LANG/print/prolog.ps ファイル (存在する場合) が使用されます ($LANG はロケールコンポーネントの 1 つです)。この場合、構成ファイルの仕組みは使用されません。

詳細については、サンプルの mp.conf 構成ファイルである /usr/lib/lp/locale/en_US.UTF-8/mp/mp.conf を参照してください。