共通デスクトップ環境 Dtksh ユーザーズ・ガイド

組み込み libDt セッション管理コマンド

DtSessionRestorePath widgetHandle variable sessionFile

(パス情報を含まない) セッション・ファイルのファイル名を指定します。このコマンドは variable で指定する環境変数にセッション・ファイルの絶対パスを返します。

正常終了の場合は 0、異常終了の場合は 1 を返します。

DtSessionSavePath widgetHandle variable var2

variable で指定する環境変数にセッション・ファイルの絶対パス名を返します。(パス情報を含まない) セッション・ファイルのファイル名部分は var2 で指定される環境変数に返されます。

正常終了の場合は 0、異常終了の場合は 1 を返します。

DtShellIsIconified widgetHandle

シェル・スクリプトがシェル・ウィンドウのアイコン化状態を照会できるようにします。正常終了の場合は 0、異常終了の場合は 1 を返します。

DtSetStartupCommand widgetHandle commandString

セッション管理プロセスの部分が、ユーザがセッションを次に再開するときのアプリケーションの再起動方法をセッション・マネージャに通知します。このコマンドは、指定したコマンド文字列をセッション・マネージャに渡します。ウィジェット・ハンドルはアプリケーション・シェルです。

DtSetIconifyHint widgetHandle iconifyHint

iconifyHint は true または false のいずれかに設定されます。

最初のアイコン化状態をシェル・ウィンドウが設定できるようにします。このコマンドは、ウィジェットに指定したウィンドウが認識されているが表示されていない場合のみ実行できます。