共通デスクトップ環境 Dtksh ユーザーズ・ガイド

組み込み libDt ワークスペース管理コマンド

DtWsmAddCurrentWorkspaceCallback variable widgetHandle ksh-command

ユーザがワークスペースを変更するたびに、指定した kshell コマンドを評価します。このコールバックに指定したハンドルは variable で指定した環境変数に返されます。widgetHandle で指定するウィジェットはシェル・ウィジェットです。

DtWsmRemoveWorkspaceCallback callbackHandle

ワークスペース通知コールバックを削除します。削除するときは、DtWsmAddCurrentWorkspaceCallback でコールバックを登録したときに返されたコールバック・ハンドルを callbackHandle に指定してください。

DtWsmGetCurrentWorkspace display rootWindow variable

ユーザの現在のワークスペースを示す X アトムを variable で指定した環境変数に返します。XmGetAtomName コマンドを使用して X アトムを文字列表現にマップしてください。

DtWsmSetCurrentWorkspace widgetHandle workspaceNameAtom

ユーザの現在のワークスペースを workspaceNameAtom で指定したワークスペースに変更します。

正常終了の場合は 0、異常終了の場合は 1 を返します。

DtWsmGetWorkspaceList display rootWindow variable

カンマで区切られた X アトムの文字列を返します。ユーザのために定義された現在のワークスペースのセットを variable で指定した環境変数に返します。

正常終了の場合は 0、異常終了の場合は 1 を返します。

DtWsmGetWorkspacesOccupied display window variable

カンマで区切られた X アトムの文字列を返します。window で指定したシェル・ウィンドウで占められた現在のワークスペースのセットを variable で指定した環境変数に返します。

正常終了の場合は 0、異常終了の場合は 1 を返します。

DtWsmSetWorkspacesOccupied display window workspaceList

window で指定したシェル・ウィンドウを workspaceList で指定したワークスペースのセットに移動します。workspaceList はカンマで区切られた X アトムのリストです。

DtWsmAddWorkspaceFunctions display window

ウィンドウ・マネージャ・メニューに、ウィンドウを他のワークスペースに移動させるのに使用する関数を取り込ませます。このコマンドは、ウィンドウが描画状態である場合のみ実行できます。

DtWsmRemoveWorkspaceFunctions display window

ウィンドウ・マネージャ・メニューに、ウィンドウを他のワークスペースに移動させるのに使用する関数を表示しないようにします。こうするとウィンドウが他のワークスペースに移動しません。このコマンドは、ウィンドウが描画状態である場合のみ実行できます。

DtWsmOccupyAllWorkspaces display window

ウィンドウが、作成した新規ワークスペースも含めてすべてのワークスペースを占有するよう要求します。

DtWsmGetCurrentBackdropWindows display rootWindow variable

コンマで区切られたウィンドウ ID の文字列を返します。この ID は一連のルート・バックドロップ・ウィンドウを示します。