フォント・リスト指定は 1 つ以上のエントリから成り、各エントリはフォント指定かフォント・セット指定のいずれかになります。
各エントリには、コンパウンド・ストリングを描画するときに使用される名前がタグ付けされます。タグはアプリケーションで定義され、通常はフォントの種類が予想できるような名前です (bold()、italic()、bigbold() など)。ヌルのタグはデフォルト・エントリを表すのに使用され、XmString() 関数で使用される XmFONTLIST_DEFAULT_TAG 識別子に関連付けられます。
フォント・タグは、= (等号記号) が接頭部に付くときに識別されます。たとえば、=bigbold() はサーバで定義された最初のフォントに一致します。= が指定されていてもその後に名前がない場合は、その指定は「デフォルト・フォント・リスト・エントリ」と見なされます。
フォント・セット・タグは、: (コロン) が接頭部に付くときに識別されます。たとえば、:bigbold() はロケールの条件を満たす、サーバの最初のフォント・セットに一致します。: が指定されていても名前が指定されていない場合は、その指定はデフォルト・フォント・リスト・エントリと見なされます。フォント・リスト・エントリ指定内では、ベース名リストは , (カンマ) ではなく ; (セミコロン) で区切られます。
ラテン 1 ロケール用には、次のように入力します。
-*-r-*-14-*: , # default font list entry -*-b-*-18-*:bigbold # Large Bold fonts