リソース・ファイルにフォント・リストを指定する形式は、リストに含まれるものがフォントか、フォント・セットか、その両方かによって異なります。
フォントを獲得するには、フォントとオプションのフォント・リスト要素タグを指定します。
タグがある場合は、その前に = (等号記号) を付けます。
タグがない場合は、= (等号記号) を使用しないでください。
複数のフォントを指定するエントリは、, (カンマ) で区切られます。
フォント・セットを獲得するには、ベース・フォント・リストとオプションのフォント・リスト要素タグを指定します。
タグがある場合は、その前に = (等号記号) ではなく : (コロン) を付けます。
タグがない場合でも、コロンは必ず付けなければなりません。コロンはリソース宣言においてフォントをフォント・セットと区別するからです。
ベース・フォント・リストに指定された複数のフォントは ; (セミコロン) で区切られます。複数のフォント・セットを指定するエントリは , (カンマ) で区切られます。
フォント・リスト要素タグがない場合、デフォルトの XmFONTLIST_DEFAULT_TAG が使用されます。次に例をいくつか示します。
デフォルトのフォント・リスト要素タグを使用してフォントを指定します。
*fontList: fixed *fontList: \ -adobe-courier-medium-r-normal--10-100-75-75-M-60-iso8859-1
フォント・リスト要素タグを指定します。
*fontList: fixed=ROMAN, 8x13bold=BOLD
デフォルトのフォント・リスト要素タグと明示タグで 2 つのフォントを指定します。
*fontList: fixed, 8x13bold=BOLD
フォント・リスト要素タグがない場合、デフォルトの XmFONTLIST_DEFAULT_TAG が使用されます。次にフォント・セット指定の例をいくつか示します。
フォント・リスト要素タグを指定せずに、Xlib にフォントを選択させます。
*fontList: -dt-application-medium-r-normal-*-m*-*-*-*-m-*
Xlib にフォントを選択させ、フォント・リスト要素タグに MY_TAG を指定させます。
*fontList: -dt-application-medium-r-normal-*-m*-*-*-*-m*:MY_TAG
Xlib にフォントを選択させ、フォント・リスト要素タグにボールド指定させ、その他に関してはデフォルトのフォント・リスト要素タグを使用させます。
*fontList: -dt-application-medium-r-normal-*-m*-*-*-*-m-*:,\ -dt-application-medium-r-normal-style2-m*-*-*-*-m-*:BOLD