次の手順では、図 2–4 に示したトポロジを例として使用します。
ネットワーク上のすべての IPQoS 対応システムの構成ファイルを確認します。
さまざまなポリシーで使用される各コードポイントを特定します。
コードポイント、およびコードポイントを適用するシステムとクラスの表を作成します。作成した表から、同じコードポイントを使用した領域を知ることができます。同じコードポイントを使用したままでもかまいませんが、同じマークが付けられたクラス間の優先度を決めるには、IPQoS 構成ファイル内に precedence セレクタなどほかの条件を指定する必要があります。
たとえば、この章の手順で使用するネットワーク例の場合、次のコードポイント表を作成できます。
表 3–2 ネットワーク例用に構成されたホップ単位動作
システム |
クラス |
PHB |
DS コードポイント |
---|---|---|---|
Goldweb |
video |
EF |
46 (101110) |
“ “ |
goldweb |
AF11 |
10 (001010) |
Userweb |
webout |
AF12 |
12 ( 001100) |
BigAPPS |
smtp |
AF13 |
14 ( 001110) |
“ |
news |
AF18 |
18 ( 010010) |
“ |
ftp 適合トラフィック |
AF22 |
20 ( 010100) |
“ |
ftp 不適合トラフィック |
AF31 |
26 ( 011010) |
ネットワークの IPQoS 構成ファイルから得たコードポイントを、diffserv ルーターの適切なファイルに追加します。
これらのコードポイントは、ルーターの diffserv スケジューリング機構の設定に役立ちます。具体的な方法については、ルーター製造元のマニュアルおよび Web サイトを参照してください。