ここでは、IP 内 IP トンネルの設定方法について説明します。カプセル化には次の種類があります。
IPv4 トンネル経由の IPv4
IPv4 トンネル経由の IPv6
IPv6 トンネル経由の IPv6
IPv6 トンネル経由の IPv4
トンネルの概念については、「IPv6 の Solaris トンネルインタフェース」と 「トンネル機構」を参照してください。
作業 |
説明 |
手順の説明 |
---|---|---|
IPv4 経由の IPv6 トンネルの設定 |
hostname6.ip.tun n ファイルに必要なエントリを表示する | |
IPv6 経由の IPv6 トンネルの設定 |
hostname6.ip6.tun n ファイルに必要なエントリを表示する | |
IPv6 経由の IPv4 トンネルの設定 |
hostname.ip6.tun n ファイルに必要なエントリを表示する | |
IPv4 経由の IPv4 トンネルの設定 |
hostname.ip.tun n ファイルに必要なエントリを表示する | |
トンネルインタフェースに通知するルーターの設定 |
/etc/inet/ndpd.conf ファイルに必要なエントリを表示する |
トンネルを設定したあと、リブートしてください。
双方向通信を実現するには、トンネルのもう一方の端についても同じ手順を行う必要があります。
使用するシステムをルーターとして設定する場合、リブートする前にトンネルインタフェースに通知するようにルーターを設定する必要もあります。「トンネルインタフェースで通知するためのルーターの設定方法」 を参照してください。
次に、すべての IPv6 アドレスが自動設定されるトンネルの例を示します。
tsrc 129.146.86.138 tdst 192.168.7.19 up |
次に、グローバルソースアドレスとグローバル宛先アドレスが手動で設定されるトンネルの例を示します。サイトローカルソースアドレスとサイトローカル宛先アドレスも手動で設定されます。
tsrc 120.46.86.138 tdst 190.68.7.19 up addif fec0::1234:a00:fe12:528 fec0::5678:a00:20ff:fe12:1234 up addif 2::1234:a00:fe12:528 2::5678:a00:20ff:fe12:1234 up |
トンネルを設定したあと、リブートしてください。
双方向通信を実現するには、トンネルのもう一方の端についても同じ手順を行う必要があります。
使用するシステムをルーターとして設定する場合、リブートする前にトンネルインタフェースに通知するようにルーターを設定する必要もあります。「トンネルインタフェースで通知するためのルーターの設定方法」 を参照してください。
次に、IPv6 トンネルによる IPv6 のエントリの例を示します。
tsrc 2000::114:a00:20ff:fe72:668c tdst 2000::103:a00:20ff:fe9b:a1c3 up |
トンネルを設定したあと、リブートしてください。
双方向通信を実現するには、トンネルのもう一方の端についても同じ手順を行う必要があります。
使用するシステムをルーターとして設定する場合、リブートする前にトンネルインタフェースに通知するようにルーターを設定する必要もあります。「トンネルインタフェースで通知するためのルーターの設定方法」 を参照してください。
次に、IPv6 トンネル経由の IPv4 のエントリの例を示します。
tsrc 2000::114:a00:20ff:fe72:668c tdst 2000::103:a00:20ff:fe9b:a1c3 10.0.0.4 10.0.0.61 up |
トンネルを設定したあと、リブートしてください。
双方向通信を実現するには、トンネルのもう一方の端についても同じ手順を行う必要があります。
使用するシステムをルーターとして設定する場合、リブートする前にトンネルインタフェースに通知するようにルーターを設定する必要もあります。「トンネルインタフェースで通知するためのルーターの設定方法」 を参照してください。
次に、IPv4 トンネル経由の IPv4 のエントリの例を示します。
tsrc 120.46.86.158 tdst 120.46.86.122 10.0.0.4 10.0.0.61 up |
トンネルごとに次の操作をします。