旧リリースの Solaris がインストールされているシステムを、Solaris 9 9/02 にアップグレードする場合の注意事項とバグについて説明します。
Solaris 9 9/02 SOFTWARE 1 of 2 CD を使用し、Solaris 8 2/02 から Solaris 9 9/02 にアップグレードする場合、1 of 2 CD のアップグレード完了後にシステムをリブートすると、引き続き、2 of 2 CD のアップグレードを促すダイアログが表示されます。その際、ダイアログ上の日本語メッセージが正しく表示されません。
回避方法 : 1 of 2 CD のアップグレードが完了したら、システムをリブートする前に次の手順を実行してください。
# cd /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/75dpi # /usr/openwin/bin/mkfontdir . # cd ../TTbitmaps # /usr/openwin/bin/mkfontdir . # cd ../TT # /usr/openwin/bin/mkfontdir . |
使用している Solaris 8 システムが、 Storage Area Network (SAN) に接続されている場合、Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードする前にサポートエンジニアに確認してください。SUNWsan がインストールされている Solaris 8 システムを、Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードするには特別な手順が必要なことがあります。システムに SUNWsan パッケージがインストールされているかどうかを確認するには、端末ウィンドウで次のコマンドを入力します。
# pkginfo SUNWsan |
SUNWsan パッケージがインストールされていると、次の情報が表示されます。
system SUNWsan SAN Foundation Kit |
Solaris 8 から、インストールするロケールを選択する機構が変更されました。このため、Solaris suninstallプログラムを使用して Solaris 8 より前のシステムを Solaris 9 9/02 へアップグレードすると、既存システムのインストール時に明示的にインストールしなかったロケールが「地域の選択」画面で自動的に選択されます。これは、既存システムのインストール時に明示的に指定していないロケールのソフトウェアが、暗黙のうちにインストールされていたためです。
既存システムのインストール時にインストールするロケールとして明示的に指定しなかったロケールが含まれている地域を、「地域の選択」画面で選択解除することができます。余分なロケールをそのまま選択解除せずにアップグレードを行なっても問題はありません。アップグレードしたシステムには、アップグレード前と同じレベルのロケール環境がサポートされます。ただし、既存のシステムに明示的にインストールしたロケールは、「地域の選択」画面で削除することはできません。
Solaris 管理コンソール (Management Console) 2.1 ソフトウェアは、旧バージョンの Solaris Management Console 1.0、1.0.1、1.0.2 ソフトウェアと互換性がありません。Solaris Management ConsoleTM 1.0、1.0.1、1.0.2 のいずれかのソフトウェアがインストールされた状態で Solaris 9 9/02 オペレーティング環境およびその互換バージョンにアップグレードする場合は、アップグレードの前に Solaris Management Console ソフトウェアをアンインストールする必要があります。システムに SEAS 2.0、SEAS 3.0、Solaris 8 Admin Pack のいずれかがインストールされていると、Solaris Management Console ソフトウェアが終了することがあります。
アップグレードする前に /usr/bin/prodreg コマンドを実行して、Solaris Management Console ソフトウェアのフルアンインストールを行います。
アップグレード前に Solaris Management Console ソフトウェア 1.0、1.0.1、1.0.2 をアンインストールしていなかった場合は、Solaris Management Console ソフトウェア 1.0、1.0.1、1.0.2 のすべてのパッケージを削除する必要があります。パッケージの削除には prodreg コマンドではなく、pkgrm コマンドを使用します。必ず、手順に記載された順番どおりに削除してください。以下の手順に従います。
スーパーユーザーになります。
次のコマンドを実行します。
# pkginfo |grep "Solaris Management Console" # pkginfo |grep "Solaris Management Applications" # pkginfo |grep "Solaris Diskless Client Management Application" |
上記の出力結果で、 パッケージ名の説明文の先頭に「Solaris Management Console 2.1」という文字列がない場合、そのパッケージは Solaris Management Console 1.0 ソフトウェアのパッケージです。
pkgrm を使用して、Solaris Management Console 1.0 ソフトウェアパッケージのすべてのインスタンスを次の順序で削除します。
説明文に「Solaris Management Console 2.1」という文字列が含まれているパッケージは削除しないでください。たとえば、SUNWmc.2 は Solaris Management Console 2.1 ソフトウェアのパッケージです。
pkginfo の出力に、複数のバージョンの Solaris Management Console 1.0 ソフトウェアパッケージが含まれている場合は、pkgrm を使用して、すべてのバージョンを削除してください。このとき、パッケージ名の末尾に番号が付いていないものを先に削除します。その後で、末尾に番号が付いているものを削除してください。たとえば、pkginfo の出力に SUNWmcman と SUNWmcman.2 が含まれている場合、最初に SUNWmcman を削除して、次に SUNWmcman.2 を削除します。prodreg は使用しないでください。
# pkgrm SUNWmcman # pkgrm SUNWmcapp # pkgrm SUNWmcsvr # pkgrm SUNWmcsvu # pkgrm SUNWmc # pkgrm SUNWmcc # pkgrm SUNWmcsws |
端末エミュレータで次のコマンドを実行します。
# rm -rf /var/sadm/pkg/SUNWmcapp |
これで Solaris 管理コンソール (Management Console) 2.1 ソフトウェアが正しく機能するようになります。将来 Solaris 管理コンソール (Management Console) 2.1 ソフトウェアの保守を行う際は、または、Solaris 管理コンソール (Management Console) 2.1 ソフトウェアが正しく機能しない場合は、Solaris 管理コンソール (Management Console) 2.1 ソフトウェアをいったん削除します。次の手順で再インストールしてください。
pkgrm を使用して、Solaris Management Console 2.1 ソフトウェアパッケージのすべてのインスタンスを次の順序で削除します。
SUNWmc と SUNWmc.2 のように、ある Solaris 管理コンソール (Management Console) 2.1 ソフトウェアパッケージに対して複数のインスタンスがシステム上に存在する場合は、最初に SUNWmc を削除して、次に SUNWmc.2 を削除してください。prodreg は使用しないでください。
# pkgrm SUNWjadcl # pkgrm SUNWjrmui # pkgrm SUNWjlvmg # pkgrm SUNWjmga # pkgrm SUNWjsmc # pkgrm SUNWpmgr # pkgrm SUNWrmui # pkgrm SUNWlvmg # pkgrm SUNWlvma # pkgrm SUNWlvmr # pkgrm SUNWdclnt # pkgrm SUNWmga # pkgrm SUNWmgapp # pkgrm SUNWmcdev # pkgrm SUNWmcex # pkgrm SUNWwbmc # pkgrm SUNWmc # pkgrm SUNWmcc # pkgrm SUNWmccom |
Solaris 9 9/02 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC 版) を CD-ROM ドライブに挿入し、端末エミュレータで次のコマンドを実行します。
# cd /cdrom/sol_9_902_sparc/s0/Solaris_9/Product # pkgadd -d . SUNWmgapp |
CD を取り出して、Solaris 9 9/02 SOFTWARE 2 of 2 CD (SPARC 版) を CD-ROM ドライブに挿入し、端末エミュレータで次のコマンドを実行します。
# cd /cdrom/sol_9_902_sparc_2/s0/Solaris_9/Product # pkgadd -d . SUNWmccom SUNWmcc SUNWmc SUNWwbmc SUNWmcex SUNWmcdev SUNWmga SUNWdclnt |
CD を取り出して、Solaris 9 9/02 LANGUAGES CD (SPARC 版) を CD-ROM ドライブに挿入し、端末エミュレータで次のコマンドを実行します。
# cd /cdrom/sol_9_902_lang_sparc/s0/components/Japanese/sparc/Packages # pkgadd -d . SUNWjsmc SUNWjmga SUMWjadcl SUNWjlvmg SUNWjrmui |
これによって、すべての旧バージョンの Solaris Management Console ソフトウェアが削除され、Solaris 管理コンソール (Management Console) 2.1 ソフトウェアが正しく機能するようになります。
Solaris Live Ugrade を使ってフラッシュアーカイブをブート環境にインストールする場合、/etc/group ファイルが正しくありません。アーカイブには、アーカイブされた /etc/group ファイルが含まれており、現在実行されているブート環境の /etc/group ファイルを反映していません。ブート環境の /etc/group ファイルは、現在実行されているシステムのファイルと同一でなければなりません。
回避方法: ブート環境にフラッシュアーカイブをインストールした後、/etc/group ファイルを、現在実行されているシステムから新しいブート環境にコピーする必要があります。次の手順に従ってください。
スーパーユーザーになります。
新しいブート環境をマウントします。
# lumount boot-envir-name mount-point |
/etc/group ファイルを、現在実行されているシステムから新しいブート環境にコピーします。
# cp /etc/group mount-point/etc/group |
新しいブート環境をアンマウントします。
# luumount boot-envir-name |
-s オプション付きで luupgrade コマンドを使用し、ディレクトリとパッチリストファイルを指定してパッチを追加する場合、パッチが追加されません。このとき、たとえば次のようなメッセージが表示されます。
/usr/sbin/luupgrade [52]: 3 patch-list-file: bad number |
上記のメッセージで、patch-list-file は、パッチを追加するために luupgrade コマンドに指定したパッチリストファイルです。
回避方法: パッチリストファイルを指定してパッチを追加するには、次の手順を実行します。
スーパーユーザーになります。
パッチを当てたいブート環境をマウントします。
# lumount boot-envir-name mount-point |
ブート環境にパッチを追加します。
# /usr/sbin/patchadd -R mount-point -M patch-path patch-list-file-name |
上記のコマンドで、patch-path には、追加するパッチの入ったディレクトリのパス名を指定します。patch-list-file-name には、追加したいパッチのリストの入ったファイルを指定します。
ブート環境をアンマウントします。
# luumount boot-envir-name |
Solaris 8 オペレーティング環境から Solaris 9 9/02 オペレーティング環境へのアップグレードの際、SUNWjxcft パッケージが削除されるときに、問題が発生します。次のようなエラーメッセージが upgrade_log ファイルに記録されます。
Removing package SUNWjxcft: Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.upr Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.scale Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.alias Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.upr Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.scale Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.alias Removal of <SUNWjxcft> was successful |
回避方法: このエラーメッセージを無視します。
Solaris 9 9/02 オペレーティング環境では、Kerberos Version 5 グローバル機構はプライバシサポートを含んでおり、Kerberos ドメスティック機構は必要ありません。Kerberos ドメスティック機構 (/usr/lib/gss/do/mech_krb.so.1 にある) を Solaris 8 システムにインストールしている場合、システムを Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードする前に、Kerberos ドメスティック機構を削除してください。
回避方法: Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードする前に、次の手順に従ってください。
次のコマンドを入力して、Kerberos ドメスティック機構がシステムにインストールされているかどうかを確認します。
% pkginfo | fgrep ' SUNWk5' |
このコマンドの出力に SUNWk5 で始まるパッケージ名が含まれる場合、Kerberos ドメスティック機構はシステムにインストールされています。手順 2 に進んでください。
このコマンドの出力に SUNWk5 で始まるパッケージ名が含まれていない場合、Kerberos ドメスティック機構はインストールされていません。残りの手順を省略します。システムをアップグレードしてください。
次のコマンドを入力して、/etc/nfssec.conf と /etc/gss/qop ファイルをバックアップします。
% tar -cf /var/tmp/krb_config_files.tar /etc/nfssec.conf /etc/gss/qop |
次のコマンドを入力して、ファイルがバックアップされていることを確認します。
% tar -tf /var/tmp/krb_config_files.tar |
手順 1 の出力に含まれていた各パッケージを削除します。
% pkgrm package-name package-name package-name |
Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードします。
アップグレードプログラムは Kerberos グローバル機構コードを更新して、Kerberos プライバシサポートを有効にします。
テキストエディタで、/etc/gss/mech ファイルの次の行を変更します。
次の行のコメントを解除します。
kerberos_v5 1.2.840.113554.1.2.2 gl/mech_krb5.so gl_kmech_krb5 |
必要であれば、上記行を /etc/gss/mech ファイルに追加します。
次の行を削除します。
kerberos_v5 1.2.840.113554.1.2.2 do/mech_krb5.so do_kmech_krb5 |
次のコマンドを入力して、/etc/nfssec.conf ファイルと /etc/gss/qop ファイルを復元します。
% tar -xf /var/tmp/krb_config_files.tar |
Solaris 9 および Solaris 9 9/02 ソフトウェアの韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語などアジア言語の一部のパッケージに含まれている preremove スクリプトが、Disk Space Reallocation (DSR) でのアップグレード中に正しく実行されません。Solaris オペレーティング環境の新しいリリースにアップグレードしようとすると、次のエラーメッセージが /var/sadm/system/logs/update_log ファイルに出力されます。
Removing package SUNWkwbcp: /a/var/sadm/pkg/SUNWkwbcp/install/preremove: /a/usr/4lib: does not exist pkgrm: ERROR: preremove script did not complete successfully Removal of SUNWkwbcp failed. pkgrm return code = 1 Removing package SUNWkbcp: /a/var/sadm/pkg/SUNWkbcp/install/preremove: /a/usr/4lib: does not exist pkgrm: ERROR: preremove script did not complete successfu Removal of SUNWkbcp failed. pkgrm return code = 1 Removing package SUNWcwbcp: /a/var/sadm/pkg/SUNWcwbcp/install/preremove: /a/usr/4lib: does not exist pkgrm: ERROR: preremove script did not complete successfully Removal of SUNWcwbcp failed. pkgrm return code = 1 Removing package SUNWcbcp: /a/var/sadm/pkg/SUNWcbcp/install/preremove: /a/usr/4lib: does not exist pkgrm: ERROR: preremove script did not complete successfully Removal of SUNWcbcp failed. pkgrm return code = 1 Removing package SUNWhwbcp: /a/var/sadm/pkg/SUNWhwbcp/install/preremove: /a/usr/4lib: does not exist pkgrm: ERROR: preremove script did not complete successfully Removal of SUNWhwbcp failed. pkgrm return code = 1 Removing package SUNWhbcp: /a/var/sadm/pkg/SUNWhbcp/install/preremove: /a/usr/4lib: does not exist pkgrm: ERROR: preremove script did not complete successfully Removal of SUNWhbcp failed. pkgrm return code = 1 |
回避方法: このエラーメッセージを無視します。
/etc/init.d/sshd デーモンから他社の Secure Shell (OpenSSH など) を実行しているシステムの場合、Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードすると、既存の Secure Shell デーモンが使用できなくなります。アップグレード時に、Solaris 9 9/02 のアップグレードソフトウェアが、Solaris 9 9/02 の sshd で /etc/init.d/sshd の内容を上書きし、既存の sshd が失われます。
回避方法 : 次のいずれかを実行してください。
システムに Secure Shell プロトコルサーバープログラムが不要な場合は、アップグレード時に SUNWsshdr パッケージと SUNWsshdu パッケージをインストールしない。
システムに Secure Shell プロトコルサーバープログラムまたはクライアントプログラムが不要な場合は、アップグレード時に Secure Shell Cluster (SUNWCssh) をインストールしない。
/export ディレクトリの空き容量がゼロに近い状態で、システムを Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードしようとすると、/export ディレクトリ容量の必要条件の計算に誤りが発生し、アップグレードに失敗します。この問題は、ディスクレスクライアントがインストールされているか、/export ディレクトリに他社製のソフトウェアがインストールされている場合によく発生します。次のエラーメッセージが表示されます。
WARNING: Insufficient space for the upgrade. |
回避方法 : アップグレードの前に、次のいずれかを実行してください。
アップグレードが完了するまで、一時的に /export ディレクトリの名前を変更する
アップグレードが完了するまで、/etc/vfstab ファイル内の /export の行を一時的にコメントアウトする
/export が別のファイルシステムである場合は、アップグレードを実行する前に /export のマウントを解除する
現在のシステムが、AdminSuiteTM 2.3 の Diskless Client ツールによってインストールされたディスクレスクライアントをサポートしている場合、既存のディスクレスクライアントのうち、サーバーと同じ Solaris バージョンで同じアーキテクチャのものをすべて先に削除しておく必要があります。そのあとで、Solaris 9 9/02 オペレーティング環境をインストールするか、または Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードします。具体的な手順については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』 を参照してください。
ディスクレスクライアントを削除せずに Solaris 9 9/02 をインストールしようとすると、次のようなエラーメッセージが表示されます。
The Solaris Version (Solaris 7) on slice <xxxxxxxx> cannot be upgraded. There is an unknown problem with the software configuration installed on this disk. スライス <xxxxxxxx> 上の Solaris のバージョン (Solaris 7) が アップグレードできません。ディスク上にインストールされたソフトウェア構成に 未知の問題があります。 |
このエラー メッセージの version-number は、現在、システムで稼働している Solaris のバージョンを表します。<xxxxxxxx> は、このバージョンの Solaris オペレーティング環境を実行しているスライスです。
Solaris 8 (Solaris WBEM Services 2.0) または Solaris 8 6/00 (WBEM Services 2.1) オペレーティング環境から、Solaris 9 9/02 (Solaris WBEM Services 2.5) オペレーティング環境にアップグレードする場合は、既存のデータが失われます。
回避方法: アップグレードを実行した後、独自の Managed Object Format (MOF) ファイルをコンパイルし直します。
Solaris 9 9/02 へのアップグレードを行うと、アップグレード時に設定したデフォルトロケールがシステムのデフォルトロケールに正しく設定されない場合があります。
Solstid 9 SOFTWARE 1 of 2 CD を使用したアップグレードの場合、Solaris 9 9/02 SOFTWARE 1 of 2 CD の インストールの終了後、自動ブートしたシステムが英語環境で起動し、SOFTWARE 2 of 2 CD および LANGUAGES CD のインストール画面が英語で表示されることがあります。
回避方法 : アップグレード終了後、システムのデフォルトロケールを /etc/default/init ファイルの LANG 環境変数に設定してください。
Solaris 8 および Solaris 8 アップデートリリースから Solaris 9 9/02 へアップグレードを行うと、アップグレードログに以下のようなメッセージと共に、古いフォント設定ファイル(ファイル末尾に :8 が付く) が残ります。
Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.upr Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.scale Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.alias Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.upr Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.scale Can't open /a/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.alias
回避方法 : 古いフォント設定ファイルは削除してください。
# rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.upr:8 # rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.scale:8 # rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/fonts.alias:8 # rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.upr:8 # rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.scale:8 # rm /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.alias:8 |