Solaris 9 9/02 ご使用にあたって (SPARC 版)

インストール時のローカライズに関するバグ情報

Solaris 9 Beta Refresh Chinese CDE フォントパッケージが Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードされない (バグ ID: 4653908)

簡体字中国語または繁体字中国語のロケールを含んだ Solaris Beta Refresh オペレーティング環境が動作しているシステムを Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードする場合、簡体字中国語と繁体字中国語の CDE フォント各国語対応パッケージ (SUNWcdft または SUNWhdft) が適切な Solaris 9 9/02 パッケージにアップグレードされないため、アップグレードは正常に完了しません。次のエラーメッセージが表示されます。


Removing package SUNWcdft:
/a/var/sadm/pkg/SUNWcdft/install/postremove: 
  /a/usr/dt/config/xfonts/zh_CN.EUC: does not exist
/a/var/sadm/pkg/SUNWcdft/install/postremove: 
  /a/usr/dt/config/xfonts/zh_CN.GBK: does not exist
/a/var/sadm/pkg/SUNWcdft/install/postremove: 
  /a/usr/dt/config/xfonts/zh_CN.UTF-8: does not exist
pkgrm: ERROR: postremove script did not complete successfully

回避方法: Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードする前に、Solaris 9 Beta Refresh の postremove ファイルを適宜削除します。


# rm /var/sadm/pkg/SUNWcdft/install/postremove
# rm /var/sadm/pkg/SUNWhdft/install/postremove

タイ語、ロシア語、ポーランド語、カタロニア語を完全にサポートする Solaris 8 オペレーティング環境が動作しているシステムをアップグレードすると、無効なパッケージがシステムに残る (バグ ID: 4650059)

Solaris 8 Language Supplement CD がインストールされている Solaris 8 オペレーティング環境が動作しているシステムを Solaris 9 9/02 オペレーティング環境にアップグレードする場合、いくつかの無効なタイ語、ロシア語、ポーランド語、およびカタロニア語のロケールパッケージがシステムに残ってしまいます。これらのロケールパッケージでは ARCH=sparcall が設定されているので、Solaris 9 9/02 オペレーティング環境へのアップグレード時に削除されません。

回避方法: オペレーティング環境にアップグレードする前に、Solaris Product Registry アプリケーションを使用して Solaris 8 Languages Supplement CD パッケージを削除してください。

いくつかのヨーロッパロケールだけをインストールすると UTF-8 ロケールで表示されない文字がある (バグ ID: 4634077)

ヨーロッパロケールの特定のセットを 1 つまたは複数インストールする場合、そのロケールの UTF-8 コードセットにある英語またはヨーロッパ言語文字以外の文字を表示しないことがあります。この問題は次の場合に起こります。

回避方法 : 次のいずれかの方法を実行してください。